駆け出す未来

漂う閉塞感に

押し潰される肺は

呼吸を忘れ


止まない頭痛の下で

ぎゅっと瞑った目の裏に

ぐるりと廻る世界


なんてつまらない日常

なんてつまらない自分


仮面のように

貼り付いた笑顔を掻き分け

きみを探した


灰色の景色の中で

唯一いろを成す

きみの存在を


手を握ったら走り出そう

きみと逃避行をしよう


未来も希望も夢もない

同じ色の日常から

抜け出して


未知の途中の可能性を

語りながら共に行こう

どこまでも


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