願う果て

どんなに歪んだとしても

どんなに穢れたとしても

救われない絶望に落ちたとしても

自らを貶めたとしても


貫くただひとつの願いは

祈りのように

純度を硬度をあげ

我が身と天地を突き抜ける


報われぬ想いを抱き締め

叶わぬ望みに身を焦がし

涙も枯れた目を見開き

嗄れた喉から絶叫を迸らせ


それでも諦めずに

血反吐を吐いても立ち上がり

振り向き様に笑うだろう

命、尽きようと


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る