異世界に召喚された私は冒険者コンサルタントとして働いています～その追放、まだ早いのでは？～

色眼鏡とは怖いもの。

パーティーについてお悩みの勇者。
コンサルタントの導きにより、自身の問題に気づかされるさまがお見事でした。

この小説を読むと、自分を見つめ直す機会にもなると思います。
面白かったので、ぜひご一読ください。

異世界へと召喚された主人公は、現実世界での経験を活かし、冒険者たちの悩みを聞きアドバイスをするコンサルタントをしています。
今日の相談者は、勇者の青年。何やらパーティ内の雰囲気についてお悩みがあるようで……？

リアルの職場でもありそうな問題を、異世界ファンタジーの文脈で綴っているのが秀逸。
相談者の話を慎重に聞き、その人の抱える問題の本質を見抜いて、それとなく本人に気付きを与える手腕が素晴らしいです。

他の相談者のストーリーも読んでみたいなと思いました。
とても面白かったです！

異世界もの=勇者、バトルなど
そんなイメージを覆す短編もの！！

主役は、冒険者コンサルタント。

え、なにそれ？
と思ったそこのあなた！！
是非とも題名をぽちっと。

その真相が読めば分かります♪

新しい視点かつコンサルタントの雰囲気や
異世界の設定が細かくされていて、
読む人を魅了するストーリー。

是非ともみんなに読んでもらいたい！！

舞台は異世界。
そんな剣と魔法がはびこる、よくある世界に転生した主人公は勇者ではなく――。

昨今流行りの追放モノの異世界ファンタジーを舞台にしつつ、斬新な切り口と丁寧な語り口。
短編で一話完結という事もあり、読了後の満足感が素晴らしい逸作となっております。

もしこの主人公が皆さんの異世界にもいれば、あらゆる作品が平和に進行していく事間違いなし！！

皆様も、ぜひご覧になってみては。

私はこの手の小説は一切と言っていいほど読みませんし、まして書くことさえもありません。
たまたま、ツイッターで紹介されていて、これはと思わせる紹介がされていたので、拝読いたしました。

なるほど、確かに、私には異世界がどうこう、冒険者がどうこう、そんなことはさっぱりわかりません。しかしながら、そんな私でも、この作品の世界がどんな所かが、読んでいけばわかるようになっています。
そして何より、主人公が相手の発言をしっかりと聞き取り、相手の抱える問題点をあぶり出させて自ら気づかせ、改善策を提示させる、その過程が、実によく描かれています。

およそ人の生きている世界というのは、古今東西、異世界であろう…続きを読む

五秒間。
目を閉じて異世界に行き、
パーティの勇者になった自分のことを想像してみてください。
私は少し待つことにしてみます。



はい。
五秒間経ちました。
ちゃんと目を閉じましたか？ちゃんと想像しましたか？
想像できなかった人は、もう一度お願いします。


はい。
次は十秒間目を閉じて異世界で起きそうなトラブルを考えてみてください。
何が思い浮かびましたか？


その想像をしながら、この小説を読むとよろしい。
きっと異世界じゃなくても、大変役に立つ処方箋です。

異世界からやって来た主人公。
ギルドで働く主人公の役職は……『冒険者コンサルタント』。
冒険者の悩みを聞き、その断片的で主観的な情報から、正確な状況把握を慎重に行います。
今回は勇者のパーティーの話。
｢パーティーの雰囲気を悪くした魔術師を、追放したい｣と言うのですが……？

はたして『冒険者コンサルタント』の仕事ぶりとは？

で、これは連作なんですよねそうなんですよね？　完結とか書いてますけど嘘ですよね？　続きはウェブでって奴なんですよね!?(うるさい)

主人公が異世界転生しているものの、チートでもニートでも無自覚でもやり直しでも無い所がまずは斬新。
詳しくは語られていないものの、今までの積み上げてきたキャリアを活かしてもぎ取ったと思われる職業！
そして、その相談姿勢もまさしくプロ！

続きが読みたくなる逸品です。