終わらない夢を見る

壊れてしまった想いの欠片を抱いて

やり場のない気持ちが溢れ出す

怒りなのか絶望なのか

迸る唸り声に喪ったのは正気だった


狂気の檻に繋がれた心に

在りし日の面影が浮かぶ

降り注ぐ光のような笑顔

幸福な笑い声が木霊する


誰もが痛ましげに目を反らす

誰もきみに真実を告げられない

裸足で芝生を踏みながらはしゃぎ

蝶を追う幼子となって


僕を振り向き笑うきみの

硝子の瞳が断罪する

お前の全てで贖えと

無垢な眼差しが突き刺さる


ああ、それすらも…

甘美な夢だと思う

罪深い僕を

どうか赦さないで欲しい

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