少年期

きみという事象は

僕の中で輝くひとつの結晶


美しく輝いて

眩んだ目には遠い存在と化す


硬質の純粋さを閉じ込めて

少年期特有の刹那を反射する


細波のごとき動揺を隠し

微笑む瞳の奥に宿る真実を


七色のプリズムに変える

涙の魔法に白い頬は幽かに青褪め


儚い現実を紡ぎ出す

きみの吐息


ああ、その横顔の憂いさえ


気高く穢れなき魂を輝かし

罪深い僕の胸を貫く



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