第19話 自作の反省点(いっぱいある)

【Q】

 過去に書いた作品を読み返す方ですか?

 その際に気づくことがありますか。


【A】

 縦書き表示が実装されてからよく読み返すようになりました。


 精神的に調子がいい時(調子に乗ってる時?)には、「下手なりによく書けてるなあ」「ノープランで始めたわりによくまとめられたなあ」と自惚れますが、調子が悪い時には粗ばかり目について落ち込みます。

 特に気になるのが、誤字や変換ミスの多さ、決まったシチュエーションを無意識によく使う、といった所ですね。他にも、文字の量が多すぎたり作風が基本的に独りよがりで読む人のことをあまり考えていなかったり等省みなければならない所は山のようにありますが、今のところこの二点に集約されます。




 ――横書きだと見逃す誤字脱字、縦書きにするとボロボロと現れるのはなぜだろう? 

 

 ていうかまず、しっかり推敲しろ。見直せって話になるわけですが、いつか近況ノートでも語った通りテストでもロクすっぽ見直ししない学生だったんじゃよ……。そのクセがぬけんのじゃよ……。

 まあそんなわけで学生さん、特に受験をお控えになった方はこういう大人にならない為にも見直しする癖をつけておいた方がいいですよ。


 さてまあそんなわけで、縦書きで自作を読み返し「アアアアアっ!」となった反省点などを振り返るという一章でございます。特に「決まったシチュエーションを無意識に使いまわしがち」という点が深刻だったのでそちらを重点的に語ってみます。

 振り返った所で今後改められる自信が無いのが私クオリティーというやつですが、よろしければお付き合いください。



【自作に二回以上使ったシチュエーションの例】


・主人公に小柄な女子が多い

 気が付けばほとんど小柄だったり相手役より身長が低い設定の女子が殆どだった。

 多分、小さくてイキのいい女子キャラクターが好きなせいですね。にしても多すぎですね。すみません。

 

・問題行動を起こした為反省室に閉じ込められる主人公 

 小さい頃、名作劇場系のアニメなんかでよく見た「主人公が物置や納屋に閉じ込められる系折檻を食らわせられるシーン」が大の苦手だった反動なのかなんなのか、とりあえず気を抜くと主人公を閉じ込めがちです。もちろん閉じ込める人はロッテンマイヤーさんなガヴァネスタイプの女の人です。


・落とし物がきっかけで出会う二人

 これは読者さんの応援コメントで指摘をいただき「アアアアアッ!」となったやつです。完全に無意識だったので恥ずかしかった。


・なんでもすると約束したせいでポージングした写真を撮られる主人公

 なんでこんな限定されたシチュエーションを使いまわしてるんだか、自分よ。

 

・主人公が二階の窓から中庭の出来事を目撃しがち

 これはわりと自分でも意識してやってるところはあります。……窓の外とか高低差を使うとエピソードが二つくらい同時進行できるもんで(うまくできてるかどうかはひとまず置いておくとして)……。

 私の小説には多分今後も二階の窓と中庭は出てくるんじゃないかと思いますので、今後も中庭が出てきましたら「ピクルズジンジャーというやつの小説は二階と中庭がセットなんだな、吉本新喜劇のセットが常にああいう感じなのと同じなんだな」という風に解釈していただけますと助かります。



 ――ほかにも掘り返せば色々みつかりそうですが、今のところはこの程度で控えさせて頂きます。ライフ削られますんで。



【何故に使いまわしてしまうのか?】


 まあ単純に「引き出しが少ない」というのが主な原因でしょうね。

 語彙力のようなもので、自分の中に保存されているシチュエーションの量が少ない。意識して増やさざるを得ないだろうなあ。



 というわけで目下の反省点である「シチュエーションを無意識に使いまわし気味」な点について語ってみました。



 他の反省点――とにかく一話当たりの文字の量が基本的に多すぎる(一万五千文字オーバーってなんだよ)とか、構成が変とか、話が基本的に独りよがりだとか、その辺についてはまたの機会にでも。それでは今回はここで失礼します。

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