第4話 お店を作る気持ちで。

【Q】

 どうして「ピクルズジンジャー」というHNなのですか。


【A】

 読みやすい、覚えやすい、ガーリーであってもフェミニンにはならず性別不明なHNがいい……という指針を決めて考えてみたけれどいい案がなかなか浮かばず、とりあえず一応これでいこうと好きな絵本のタイトルから仮の名のつもりで借用し、決めたものです。

 借用元はビアトリクス・ポターの『「ジンジャーとピクルズや」のおはなし』です。絵本好きの方ならぴんと来られたことでしょう。


 ほかにいい案が浮かべば変えるつもりでしたが、浮かばないまま慣れてしまったのででこのままやっています。

 が、他の方とお話する際に「ピクルズ」かそれとも「ピクルズジンジャー」か、なんと呼ぶのがベストなのか逡巡を強いる名前だったことにあとから気づき大いに反省しました……(御用の際にはお好きなようにお呼びください)。




 『「ジンジャーとピクルズや」のおはなし』はちょっと変わったお話です。

 猫のピクルズとの犬のジンジャー、仲良しの二匹が営む小さな雑貨店には、近くの村や森に住む動物や人形たちが買い物に訪れてにぎわっています。しかし店は一向に儲かりません。なぜなら店主たちはすべてを掛け売りで商売していたからです。お金を回収できなかった店主たちはついに店をたたむことになり……という、絵柄は可愛いのに内容はなんとも世知辛い物語です。イギリス産の物語らしい皮肉っぽいユーモアが感じられますね。


 子供にはなんだかわかりづらい内容であるながら却ってそこに惹きつけられたのか、ポターの絵本シリーズではかなりお気に入りの作品でした。

 


 HNにひっぱられた所があるかもしれませんが、カクヨムで自分与えられたスペースをお店のようにしたいなと考えました。


 自分の書いた小説を置く、小さいお店です。

 

 書籍化・プロデビュー化をする人のスペースがお店が地価何億もする商業地か百貨店のフロアだとすれば、まあまずそこを目指すのは自分はムリだ。本来ならそれくらい志を高く持つべきかもしれないけれど、あまり高すぎると挫折する。

 到底そこまではおよばなくとも小さな町の商店街で常連客相手に細々とやっていける雑貨屋あたりまでには育てたいなという目標を設定しました。「私の城」ってやつですね。

 

 カクヨムさんに登録した直後がフリマの販売スペースみたいなものであるとすれば、当面の目標はフリマで「よく顔を見る○○さん」くらいまでには育てることです。


 最近は好きなものばかり並べすぎて、だんだん町のリサイクル屋か「探偵ナイトスクープ」でいうところのパラダイスがでてきてしまったんじゃないかとヒヤヒヤしております……。

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