第11話 書いていて気を使うキャラクター


【Q】

 書くのが苦手なキャラクターはなんですか?


【A】

 イケメンです。作中でも、読者の方(特に女性)にも「この人素敵だな」って感じていただけるような男性キャラが本当に難しくて苦手です。




 カクヨムでの活動を連載小説に集中していた為、せっかくたくさんの方に読んでいただいているこちらのエッセイが放置気味になっておりました。

 生きてますよという報告もかねて、ささやかななれど自分にとってはちょっとした悩みに関するネタ更新することにしました。


 前回のエッセイで書くのが好きなキャラクターについて語ったので、今回は反対に書くのが苦手なキャラクターについてです。本当に他愛ない内容ですがお読みいただけますと幸いです。



 上記の通り、外見と中身ともに揃ったカッコいい男性キャラを書くのが難しくって苦手です。

 特に、少女漫画でヒロインの恋のお相手をつとめるような、または乙女ゲーの攻略対象になるような、女の人目線を意識したカッコよくて素敵な男性キャラを書くのが本当に難しい……。


 というのも、(作風から察していただけるかもしれませんが)元々女性向けジャンルに登場するようなイケメンな男性キャラクターにあまり関心がもてないが故に、自分の中で確固たるイケメンキャラのイメージが無い為なんですよね、おそらく。

 だから、イケメンを書くときは「私の思うイケメンはこうだ!」という強気のキャラメイクではなく、「とにかく読んだ人が納得するようなイケメンにせねば」と他者の視点を意識したキャラメイクに徹せざるを得なくなる。これがプレッシャーなんですよね……。



 拙作中で何人かイケメンであるという設定のキャラを出しましたが、その都度「こいつちゃんと読者の方が納得するイケメンになってるっ?」と不安になっておりました。


 苦手なので、イケメンではなく「ちょっと欠点があるけれどそこがまた憎めない」というような「可愛げのある男の人」というジャンルで逃げを打ったりすることが多いです(そこでもまた「憎めなくて可愛げのある男の人になってる?」と不安になるわけですが)。


 もう本当に、外見も魅力的で中身も素敵で……という完全無欠の二枚目なキャラクターは難しい。

 下手な言動やみっともない振る舞いはさせられないし、かといってあまりキメキメにすると面白みが出ないからどこかで一点隙を作らないといけないし、でもそのバランスが難しいし……と考えてドツボにはまり、「ああもう、知らん! これでいく!」最終的にぶん投げてしまうことになりがちです。


 書くたびに、読んでいただいた方に「なるほど、こいつはイケメンだ」と受け取っていただくキャラクターの書くことの難しさを痛感します。

 書きながら子供の頃にに読んでいた少女漫画を思い出し、「何気なく読んでいたあの漫画のあのキャラクターも作者が少女読者にカッコいいと思わせるために心血そそいで作ってたんだな……。それなのに『恋愛主体の少女漫画におけるヒロインの相手役なんて徒競走のゴールテープみたいなもんだろ』みたいな読み方しかせず、あんまり気にしたことがなくてごめんな……」と今更リスペクトの念が込み上げてきたりする始末。


 他の人がどう思おうが私はこういう子が活躍する話が読みたいんじゃあ! の信念から好き勝手にのびのびと書いている女の子キャラクターには感じない難しさですね。



 何が何でもイケメンを出さねばならないという作風でもないので普段は意識しませんが、出すと決断した以上「このキャラクターは格好よくて素敵だな」とちょっとは思って頂きたいという目標は設定して臨みますので、肩に力が入りがちです。


 本当にイケメンは疲れる……。



 イケメンほどのプレッシャーはありませんが、カッコいいという設定の女の子も難しいのでかなり気を使いますね。


 こちらも気にするのは読んでくださった方はちゃんと「カッコいい子だ」と受け取ってくださるだろうかということです。登場人物だけがカッコイイって言ってるけどどこが……? となってはいけませんし。



 ……以上まとめると「読者の視線や反応を気にしないといけないキャラクターは難しい」に集約されてしまいましたね。


 でも本当に難しいんですよ〜。


 あまりに自信がないために、自作に登場するイケメンはちゃんとイケメンになってるか? と聞いて回りたくなるというハタ迷惑な行為にはしりたくなることもしばしばです。



※なんでもよいのですが、この章イケメンイケメン言い過ぎですね……。読み直して見て危うく「イケメン」でゲシュタルト崩壊を起こすところでした。


※一応、自分の中で珍しく男性がそれなりに活躍している作品をピックアップしてみました。


「胴なし馬のファラダ」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883685096

 後半に登場する公子というキャラクター、外見は地味と言う設定にしていますが、自作に登場する男性キャラクターではかなり気に入っている人です。


「える子故郷に帰る。」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884507927

 二組のバカップルがクリスマス前後にいちゃいちゃするという日帰りファンタジー小説。エロあり。

 とりあえず女の人むけのエロありラブコメにしようとして、中身はその辺のお兄ちゃんだけど外見は文句なくイケメンだという人を頑張ってだしました……。ご査証くだされば幸いです。



※せっかくなので現連載作の宣伝を。


「ハーレムリポート フロム ゴシップガール」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885611315

 

今のところイケメンは出てきません。イケメンな女の子は出す予定です。

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