第22話 俺の地元で大暴れ? (5)
(本文)
取り敢えずは泣き止んでくれた。まだまだ「ひく、ひく……」と、泣き癖は着いているけれど。
「貴方よいのですか?」
「何が?」
「いや、こんな事をして?」
「いいよ、別に構わないよ。フレイヤに触り、見世物にしたから、皆殺しだよー! この町だって破壊して、天罰を食らわしてやるんだ!」
俺の怒りまだまだ収まらないよ。うちの奥さん勝手に触ったし、スマホやカメラ写真取りまくり!
それもね俺の許可なしだよ。夫婦喧嘩をしている所はみな見ていたはずだからね!
だからフレイヤにこんな事をして良いのかと? 問われて、一度は攻撃中断した俺だけど。
やはり収まり付かないから、まだまだ破壊を繰り返すよ!
もうこうなれば自棄だよ! 天界の神々来るならこいよ!
みなまとめて殺してやるよ! 俺容姿も良く似てるから、今日から魔王さまだよ!
このまま日本を破壊して、ラグナロクまで起こしてやるよ!
と、まあ、こんな口もジュニアも威勢の良い俺に、なんかさぁ、奥さま感動したのかな?
いきなり抱き着いて、スリスリとしてきたよ、その後はお決まりの台詞だね、フレイヤは。
「あっ、貴方……そこまで、
そう言いながら奥さま更に俺にスリスリして甘えてくるよ、頬を当てながら。
まあ、別に良いんだけどね、甘えてもさぁ、でも俺何も着衣してないし。頼むから止めて……
先ほども言ったとは思うけれど。そこ俺のジュニアあるから、やばいの。収まりつかなくなるでしょ?
だから余り激しくスリスリしないで、感じて、俺「あっ、あぁ~ん!」と、なってしまうから……
あああ、まじでやばいは、俺は。悪魔の誘惑に負けてしまったね。あれはど天使の奴が止めてくれたのにさぁ!
だ、だって、俺に甘えるフレイヤをチラ見するとね。前世からの縁だし、実際容姿の方もこの世の者とは思えないほど。美しい、美の女神だからね、うちの奥さまは。
だからまあ、何処か二人で、静かな場所を見つけ、生活して暮らすのも悪くはないかもね? そんな事を考える俺だよ!
だけどさぁ、この容姿! これだけは何とかして貰わないと、仕事が出来ないし、家庭に収入を入れる事も不可になってしまうよね!
だからさぁ、後ほど、真剣に向き合って、奥さまと家族会議をしてみるよ!
だって俺も子供も欲しいし、この容姿だと生活の糧が手に入らないから子供作れないよ、だから悲しいね……
と、まあ、そんな事を考えながら、辺りを見渡したよ俺は!
するとさぁ、これはかなりやり過ぎたかも? と、辺りの破壊された、ドス黒い光景を見て、後悔を少しばかりする、俺だよ……
◇◇◇◇◇
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