第3話 前書きと言うよりも? 少年の悪夢……? (3)

 だから我等は、アースガルズの女王さまこと女神フレイヤさまに。


「フレイヤさま~! フレイヤさま~?!」


 と、声をかけたのだ。


 すると~? 我等の女王さまは~? 自身の肢体を自らの意思で、淫らに舞い、謳う行為をやめて──。大主神オーディンへと、自身の肢体を任せながら。


「……ん? うん、うっ、ああ~。あっ、あん~。貴方達どうしたのですか~? 私(わたくし)は今~。大主神と戯れている最中なのですよ~。貴方も遠目から~。私(わたくし)達の様子を見て~。気がついているはずですよ~?」と。


 我等の女王フレイヤさまは優しい声色……と、言うか~? 官能~、優艶な嬌声を漏らしながら、我等に『フフフ~』と、妖艶に微笑をしながら訊ねてきたのだよ。


 だから我等も女王フレイヤさまの優艶な様子に目が釘付けになる~。我を忘れて~と言うか~? 女王フレイヤさまに、大事な事を告げるのも忘れるぐらい~。美の女神フレイヤさまの妖艶~。官能的な振る舞い~。優艶な腰つきは~。この世の者~と、言うか~? 美の女神さまの域を超越している美しさなのだよ~。


 まあ、それぐらい~我等の女王フレイヤさまが美しいから~。アースガルズの王であり。大主神でもあるオーディンも彼女を欲して~。美の女神と、北欧神話の聖地……。氷の世界である。この美しいアースガルズの女王にすることを条件として提示して。フレイヤさまの身も心も手に入れたのだから~。我等の女王フレイヤさまが美しいのは当たり前なのだと、我等は思う~だけでいる訳にはいかないよね~?


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