第46話 恋のライバル? (16)
(本文)
でも、この白髪交じりのお爺さん、オッタルが震える程に怖いみたいだしね。それにまだ、あちらの方も現役のようで……どうも、フレイヤの肢体を欲しているようだよ。本当に恐ろしい、性欲爺さんのようだ。
と、まあ、そんなスケベ性欲爺さん。またオッタルに口を開き始めたよ。今度は何の無理を言って──オッタルを苛めるのだろうか?
「まあ、そう、下を向いて怯えるではないオッタルよ。これからのお前の神への忠誠信と働き次第では、神と同列に加えてやっても良いぞ?」
「えっ? そうなのですか?」
「ああ、そうじゃ、加えてやってもよいし……神々の恩赦を与えてやっても良いぞ……(でへへへ……ジュル)」
ああ、このスケベお爺……もしかして、あちらの趣味もあるのかも? フレイヤの元カレ? かも知れない。オッタルの身体を舐めるように見始める。
ああ、オッタル可哀想に……とても嫌らしい目をして、ニヤケながら、オッタルの身体を見定める。主神オーディンを震え、怯えながら見つめているよ……
でもね、オッタルも、自分自身の身の危険を感じて、この場から早く離れないといけないと、いけないと思ったのだろうか? 主神オーディンに口を開き始める。
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