概要
一夜限りの契りでも――貴方に捧げられるなら、命なんて惜しくはないの。
ここには、嵐を鎮める為に海神に生贄を捧げる風習があった。生贄はこの地を治める支配者の妻でなければならない。だが妻を差し出せないときは、身代わりの女を一夜の妻として神に捧げるのだった。
領主に報われない恋をしたアマリアは、自ら贄になると名乗りを上げた。身代わりの妻になると。
夜が明ければ海に沈められると分かっていても、ただ一度、愛しい人の腕に抱かれたいがために。
※「小説家になろう」にも掲載しています。
領主に報われない恋をしたアマリアは、自ら贄になると名乗りを上げた。身代わりの妻になると。
夜が明ければ海に沈められると分かっていても、ただ一度、愛しい人の腕に抱かれたいがために。
※「小説家になろう」にも掲載しています。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!あなたのためなら、この身を捧げます……
その国では大嵐が来る度に海神に『贄』を捧げてきた。捧げる女性は領主の妻であるが、それを忌避する場合、一夜限りの妻を仕立て『聖婚の妻』とするのが習わしであった。
呪術師の娘として生まれたアマリアは領主の息子トゥーレに秘かな恋心を抱いていた。ある時、『贄の儀式』の中で現領主が第三夫人に殺され儀式は中断。
次の領主に選定されたトゥーレは儀式も贄にも反対しているが、領民の支持や権力者の思惑が働き『聖婚の妻』を立てることに……!アマリアはそれに志願してしまうのだが……!?
アマリアの切ない恋心とトゥーレの一途な想いが交錯します!是非、読んでみてください!