注釈

キャラクター紹介(ネタバレを含む)

岩崎優路いわさきゆうじ(16歳/高校一年生)

 本作の主人公。通り過ぎた思春期。

 働いている母親や姉に代わり、主だった家事を担当している。

 自分勝手な姉の影響を強く受けており、異性に対して動じることは少ない。

  二年前に父親が事故死している。

  それをきっかけに母親と姉が働き始めたことで、自身にも役割を求めるようになった。


西山美聡にしやまみさと(17歳/高校二年生)

 本作のヒロイン。遅れてきた思春期。

 文武両道の才女であり学校では多くの生徒から注目を受けている。

 幼少期から母親の言いつけを守ってきたため、自身で選んだものはなく主体性が乏しい。

  流産によって亡くなった妹がいる。

  その件もあって両親からの期待値が高い。


岩崎遥佳はるか(20歳/社会人)

 優路の姉。筋は通すマイペース。

 よく弟をからかって仕事のストレスを発散している。

 普段は程良くガス抜きをしているが、腹を括ったら突き進むタイプ。

 真面目な側面を他人に見せることは少ない。

  二年前に父親が事故死している。

  それをきっかけに進路を就職に変更し、交際中だった彼氏と別れることになってしまう。


 ※『青い世界が閉ざされる前に』でも登場。

  中学二年生の時、クラスメイトの男子と交際を始める。

  同じ大学を受験しており、二人とも合格していた。


岩崎姉弟の母(40代/パートタイマー)

 優路と遥佳の親。まったり年長者。

 清掃のパートアルバイトに勤めている。

 子供たちとの関係は良好で適度な冗談も交わす穏やかな心根の持ち主。

  二年前に夫が事故死している。

  それをきっかけにパートを始める決意をした。


高橋洋介たかはしようすけ(16歳/高校一年生)

 優路の友達。とても思春期。

 サッカー部に所属していて、よく部活の愚痴を零す。

 自分の気持ちに正直であり気分の浮き沈みが激しい。


細川久司ほそかわひさし(16歳/高校一年生)

 優路の友達。とても真面目。

 生徒会に所属していて、責任感が強く何事もきっちりとした性格。

 成績上位者である美聡を目標に掲げ尊敬している。


松林紀明まつばやしのりあき(16歳/高校一年生)

 優路の友達。独特の空気感。

 揺らがない諦観の持ち主であり、時折深い闇が溢れ出す。

 独自の観察眼を持っていて、謎の説得力を発揮することもある。

  過去の経験から友達との不自由ないありふれた環境を大切にしている。

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彷徨う彼女のゆく道はやがて 霧谷進 @ssm325

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