概要
自称天使にお手伝い頼まれたけど、どう見ても変人なの。どうしよう…
歩道橋の上で猫を見ていたら、飛び降りと間違えられたあかり。
勘違いだけど助けようとしてくれたのは、なんだか妙な男だった。
「オレは、秀麗かつ偉大なる聖魔法使いにしてその名も高き大天使ミカエル様だ!」などとふざけた名乗りを上げて、彼は白い翼を広げたのだった。でも、全然天使とは思えない……。
彼はある目的のために、別の世界からやって来たと言い、不思議な光の粒が入ったビンを見せてくれた。そして、この光の粒を集めるのを、一緒に手伝って欲しいと言い出して……。
お調子者で自称天使の魔法使いと、しっかり者だけど寂しがりやなあかりの、不思議な光を探すちょこっと冒険の始まり始まり。
※第6回角川つばさ文庫小説賞 一次選考通過
勘違いだけど助けようとしてくれたのは、なんだか妙な男だった。
「オレは、秀麗かつ偉大なる聖魔法使いにしてその名も高き大天使ミカエル様だ!」などとふざけた名乗りを上げて、彼は白い翼を広げたのだった。でも、全然天使とは思えない……。
彼はある目的のために、別の世界からやって来たと言い、不思議な光の粒が入ったビンを見せてくれた。そして、この光の粒を集めるのを、一緒に手伝って欲しいと言い出して……。
お調子者で自称天使の魔法使いと、しっかり者だけど寂しがりやなあかりの、不思議な光を探すちょこっと冒険の始まり始まり。
※第6回角川つばさ文庫小説賞 一次選考通過
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- ★★★ Excellent!!!それは、とてもやさしい『嘘』だった。
主人公あかりは、妊娠中の母親からいつも怒鳴られてばかり。お母さんのことを思って、家事とかを助けても、褒めても貰えない。「おかえり」という前に、家の用事を告げられます。
そんな苦しい中、慰めてくれるのは黒猫の黒助。
ところが、その黒助が道路を渡ろうとして、歩道橋の上からハラハラしていると、逆に落ちそうになってしまいます。
そこに助け(?)に来たのが、ミカエルと名乗る魔法使い。
彼は別世界の人間で、ドラゴンと戦った際に、自分の命をバラバラにされたこと、その命のカケラが、あかりの世界に飛び散ったことを説明します。しかもその命は、あかりのもとに集まりやすかったのです。
混乱しつつも、あかりはミカエ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界の魔法使いと、きらきら輝く光を探す!
頑張って頑張って、本当は泣きたいけれど、健気に頑張っている少女が主人公の物語です。
自分さえ我慢すれば。これだけ頑張ればきっと周りは……そんな風に。けれどもあまり報われません。だからもっと頑張っている。
もしも誰かさんと似ているな、と思ったならば、この物語を紐解いてみて下さい。なにかヒントがあるかも知れない。見つからなくたって、きっと少しだけ肩の荷が降りるかも。
この物語は、当たり前に過ごしている日常を、読者へ「奇跡」として見せてくれます。生きている事、同じ時間に同じ世界で過ごせている事、大事な物を友達と分けっこする事、生きている事、死んでいく事……。
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