勇者な彼女がトイレから出てきません。

彼女は異世界の勇者で、僕は彼女を召喚した神様で。

彼女は勇者であることに誇りを持っていました。強い心を持っていました。
異世界の危機にも、先頭に立って戦おうとしてくれました。

だけど、だけど……。とうとう、彼女は言いました。

泣きそうな声で、珠美さんは言いました。

「異世界の危機なんて……知らんちん」

＃細かなところを直したり、エピソードを書き足したりしました。一応これが今の最終版かな。