概要
それでも彼女は、妖精さんなんかよりも、いかにおいしくごはんを食べるかが大事。
そしてゲームとお仕事でだらりと平常運転。
そんな日常。
基本一話完結の連作短編シリーズ。
ジャンクフードのようにお手軽でクセになるお話をご賞味ください。
【主な登場人物】
葛尾はみ(くずおはみ)
1990年生まれ。
首都圏近郊に生息するIT技術者。
ジャンクフードの妖精さんにつきまとわれる人。
眼鏡。
毛先ふわふわセミロング。
えすこ
はみが名付けた『大盛りいか焼そば』の妖精さん。
いかっぽい(えんぺらとか)魔女風の格好。
はみからぞんざいな扱いを受けることが(おそらく)最も多い妖精さん。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ああ、ジャンクフード食べたい!
読み終えたときにはそんな感じでお店に買いに行きたくなるほどおいしい作品です。
そしてこの作品、いろんな楽しみ方がありそう。
1.ひととおり読んでその中で気に入ったものをチョイスし、食べながらもう一度読む。
2.読む前にタイトルだけ確認しておき、それを準備・購入。食べながら読む。
3.就寝前、空腹時などに読んで我慢。精神力を鍛える
さあ、あなたはどうする?という感じです。
「ああ、昔よく食べてたなあ」などと共感しつつ、
レトロゲーム、東北地方、艦これなどのネタが
うまい感じで散りばめられていて、そのあたりに気づいたときはついついニヤけちゃいますね。
みれにん氏の別作品(古本屋シリーズ)の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そうだ、コンビニ行こう――。
ジャンクと分かっているけれど、抗えない魅力がある。
そんなジャンクフードたちをこれでもかと素敵に飯テロしてくる小説ですなにこれ怖い。
妖精さんにほっこりして。
主人公の食欲に共感して。
そして何より、今にも目の前で湯気立つ姿が浮かぶようなジャンクたちの描写にとてつもなくお腹が空いてくる。
読者は否応なしによだれを飲み込み、財布を掴んで外に出掛けたくなること請け合いである。
鬼かき揚げ天ぷらうどん+からあげクンレッドや焼そばバゴォーンのわかめスープなんて、カロリーのことを考えると確実に止めた方がいいんでしょうけどでもやりたくてしょうがない。
というような苦しみに悶絶することでしょう。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!腹減ってるときに読むと、近所のビッグAに行きたくなること必至。
う~ん、食べる過程の描写が丁寧で食欲をそそるそそるっ。
晩飯後に読んだから良かったものの、晩飯前だったらタイトル通りビッグAに行ってカップ焼きそば買ってます(⌒∇⌒) いや、晩飯後でも夜食用に買いに行くのもありか。
『牛丼中盛つゆだくとん汁たまごセット』と『リフレッシュショット』の組み合わせを想像したり、うどん汁にからあげクンを入れるとか斬新っ! と驚いたり、いやー、楽しませてもらいました(⌒∇⌒)
ところでB級グルメには妖精がいることが分かったので、さっそく買ってきたカップ焼きそばを――。
わっ、え!? ちょっ――これってゴキ○リじゃん!? エース○ック、おまっ――。