壱原優一

人のブログを見ていると、掲載されている写真の中におかしな奴を見つけた。 不思議に思って他の写真を見てみると、そいつは至る所に姿を見せていた。 ※以前書いた話を、カクヨム甲子園用…

女子高生でありエージェント。二つの顔を持つ少女、皐月レオン。 ただの本好きなのに色んなことに巻き込まれがちな女の子、柴藤綾乃。 彼女と平穏な学園生活を過ごしていたレオンのもとに…

幼少時の王女リズは、巨大人型兵器「天機兵」の試合を観戦する。 その試合は後の英雄ナイアスが優勝した大会だった。 彼女はそれをきっかけに天機兵への憧れを抱き、操機手を志す。 七年…

帝都へ向かう列車の中で語られる、帝都とそれを取り巻く環境のほんの一端。 蒸奇都市倶楽部の世界設定における都市国家『帝都』についての簡単な紹介をかねた、一人称視点の短編です …

封印してたけど、色々思うところがあったのでもう一回表に出した長編小説です。童話の世界をフワッフワフワッフワ旅するバカップル男女の話、一言でいうとだい◯んどの超劣化模倣です。（言っ…

美少女巫女ちゃんがいつもの通り、金品を掠め取ろうと山村で歩き巫女騙りをやろうとしたら、そこには約束を守れなかった亡霊と、亡霊との約束を待ち続ける女と出会う。 亡霊を見捨てられな…

小説では前書き、序章、プロローグといった呼ばれ方をする冒頭のあのパート。 映像映えを意識したようなweb小説界隈では、映像作品をそのまま引用して「アバンタイトル」と呼びたい雰囲…

滅びゆく帝国で、その最後の戦いを記録する女性武装史官「クロニクル」 歴史に干渉することを許されない彼女らは祖国の最後を見届けるのか。 それとも役目を抛ち、帝国に殉ずるのか。 最強…

俺の妻は奇麗で気立てが良くて、本当にいい妻だ。 バレンタインの今日、会社で沢山のチョコを貰い帰ってきた俺を、今日も優しく出迎えてくれる。 本当にいい妻。そのはずなんだけど……

「な……何だこれーっ！？」 『なんで、どうして！？　いったい私どうしちゃったの。夢なら覚めてーっ！』 七月の学校祭が近づいたある日、伊薙海斗は記憶喪失の幽霊「ミサキ」に憑りつかれ…

「鯛が食べたい」 大好きな彼女がおもむろにそう言った。 何気ない一言を巡る日常の短編です。

主人公、絵梨は大学を出たばかりの女性。勤務予定の会社がなぜか消滅し、行方不明の叔父から探偵社の経営を任される羽目になる。そこには叔父の部下だった五名の社員たちがいた。彼らはそれぞ…

＜キャスト＞ お雪　　　雪女。現在、十人の子持ちの主婦。正体は家族に内緒。 おつう　　鶴女房。正体は鶴。バツイチ。お雪の幼馴染み。 巳之吉　　お雪の夫。真面目な木樵。愛妻家…

　エルダー・シングス魔術学院、薬学部二年生のニナ・ヒールドは悩んでいた。 　ひょんなことから、全校生徒の憧れの的である四年生の先輩に飛行箒競技『スカイ・クラッド』の代表選手とし…

「秦の始皇帝を襲撃した男」張良。その父の戦略的才能を受け継いだ少女、胡蓉は、秦帝国を滅ぼし、項羽率いる楚軍と死闘を繰り拡げていく。 これは、彼女が漢の軍師 張良と呼ばれるようにな…

自他共に認める美少女の杏奈。 けれど幼馴染みの鈴子には複雑な感情を抱いていて――

「私」の住んでいた地域には、死期を悟った猫が向かうと言われる「猫山」という山があった。 家で飼っていた猫がいなくなった「私」は、友人の渡辺くんと一緒に猫山へと向かうのだが……。

大正某年。作家の千手法蔵に才能を見出され、嗣見チエ子は上京する。 千手の屋敷で出会ったのは三人の弟子達。 そして、『ぬえ』と呼ばれるものだった――。 文に悩み、文に迷い、そうし…

烏丸しぐれは、部活勧誘会場で見知らぬ先輩二名に拉致される。 しぐれが連れられた先は、『異能力バトル部』という、珍妙な部活であった。 入部を拒否するしぐれであったが、次第に異能力バ…

様々な形で創作活動をサポートする企画「カクヨム小説創作オンライン講座」。 今回は執筆初心者向けに、物語の作り方とキャラクターの作り方のヒントになるような講座を開設しました。

その日は雨だった。フリーターの清水亮は幼馴染みの愛川千春と再会する。しかし彼女は過去の記憶を失っていた。なし崩し的に同居を踏み切られる形になって始まる新しい生活。それは暖かくも…

メル・アイヴィーは神の声を持つ少女である。 彼女が祈りを込めてつむいだ言葉は、戦争さえ鎮める力を持つ。 しかし今、メルが神の力を使える時間は、ほんのわずかしか残されていなかった。…

指を切り落とした女、少女の眼に焦がれる男、手との同棲生活。 奇妙で、可笑しくて、怖い。身体にまつわる三篇が蠢く異色掌編集。

アニメによる村おこしに失敗し、狂気に囚われた山村。 村人達が最後の手段として選んだのは、邪神崇拝であった。 狂っていく村人。 立ち込める謎の青い霧。 村をさまよい始める化け物。…

推理パートでひたすらスパイダーマンについて語っている探偵です。

「そのトンネルでは、夜な夜な、女のすすり泣く声が聞こえる」 　夏合宿最後の夕べに「オバケトンネル」と呼ばれる心霊スポットで行われる肝試し。そのトンネルを抜けた後、少年少女たちは…

歴史の先生が話してくれた、子供の頃の通学路の思い出。 暗い山の頂で、怖いものを見てしまった。

「#僕の私の都市伝説」参加作品です。 私が棲んでいた大きな団地。 ふと立ち寄った本屋で偶然手に取った都市伝説の本に、自分の住む団地が載っていた。 そこに書かれていたのは、人が消…

友だちが怖い話を教えてくれた。 それは、学校からの帰り道。 定期の更新を忘れていた女の子は、気付かずに自動改札を通ってしまう。 そのことに途中で気が付いて……。 思い返せば、…

人のブログを見ていると、掲載されている写真の中におかしな奴を見つけた。 不思議に思って他の写真を見てみると、そいつは至る所に姿を見せていた。

美華子が死んだ。 地縛霊が出るという都市伝説のある踏切で、特急電車にはねられて、バラバラになって死んだ。 事故の目撃者の話では、美華子は何かに操られているかのように、遮断機をく…

カクヨム編集部自主企画 『 #僕の私の都市伝説 〜あなたの知ってる都市伝説、教えてください〜』 銀賞受賞作品。 宮城県仙台市には、一つの都市伝説があった。 街を囲む寺社仏閣を結…

コメント欄での誹謗中傷、否定、批判はお断りします！レビュー本文のない★は不要ですか？なぐり書きのような文章ですけどわたしらしいのでそのままにしておきます。読む人の減ったカクヨム、…

「これが俺の本気の『手加減』だ……！」 魔術師のウィルは、神託により勇者パーティーを脱退させられた。 古代魔法王国によって生み出され、千年ほど封印されていたウィルは、仲間である…

　ボクは時間を守る。だから締め切りも守る。でもある日、ボクはそれを破ってしまったんだ。

『アイドル』――現代日本において、それは超能力を有した美少女の事を指す言葉となっていた。超能力保有者は日本だけで２万人を越え、世はまさに大アイドル時代。 そんな中、平凡な一アイ…

　身体が思うように動かなくなり引退を決意した最後の試合。 　勝敗が決まる１ポイントを手に入れるため力を振り絞ってボールを追った。 　ラリーは五分も続き、この時だけは全盛期のように…

魔法をかけてもらって、舞踏会にやってきたシンデレラ。 しかしその魔法も、もうすぐ解けてしまう。最後の瞬間、彼女は何を思うのか？ 「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小…

楽しい時間はあっという間。そして、最後の５分も。

男は5分間だけ夢を見ることができた―― ※「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト」 用に書き下ろした掌編です。

学校からの帰り道、私はある決意を胸に秘めていた。 隣を歩くのは、幼馴染の幸助。今日私は、幸助に告白する。 「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーシ…

毎年お盆になると、私は必ず里帰りをしている。 だけどいつも真っすぐ実家には帰らずに、幼馴染の朔也君の家を訪ねている。初恋の男の子の家を。 だけど今日は、何だか様子が変。いったい何…

　隙間風の吹き込むおんぼろ学生寮の寒さに耐えかねてコタツを買ったら、おまけに幽霊が憑いてきた。 　季節は夏。春子はついに、幽霊ごとコタツを片づける決心をした。 --------…

　https://kakuyomu.jp/info/entry/koshien2018_blog_071601 『カクヨム甲子園2018』のキービジュアルから連想する小説を書こう…

俺たちは端的に言えば恋人同士だが出会うたびに決闘を繰り返している。 嫌いってわけじゃない。俺は彼女の事を愛しているし、彼女も俺の事を同じように愛してくれている。 ……「だからこ…

大切な何かを失って、特殊な能力に目覚めたロストマン。 様々な人の想いが重なる、ちょっと優しい異能力ファンタジー。

　霊のにおいが分かるせいでたびたび悪臭に悩まされている少女、佳織。直接ぶったたいて除霊ができるという能力も、当たらなければ意味がない。 　除霊能力はへっぽこだけれど霊が見えるアイ…

なんか吸血鬼が出てきたり、超常的な力が出てきたり、人が死んだりするよ。 わー、大変大変！　でも、何が大変なんだろう……多分何も大変じゃないんだよー。 めでたしめでたし。

開催中の自主企画 「あなたの作品を紹介させてくださいH（はいぱぁ〜）」用の感想置き場かつ作品紹介ページです。 自主企画に参加いただいた方の作品の感想を書かせて頂いて、その中か…

　1920年アメリカで初の大衆消費社会が生まれた。 　大量に生産し、大量に消費する社会である。 　大量生産は製品の低価格化につながり、生活者はモノを買い換える際の抵抗感が低くなっ…