あくまで真実は闇の中です。しかし、本当にあり得るお話。次にそれを見つけるのはあなたかもしれない。
よくある光景、芸能人や一般人のブログを覗く主人公は閲覧者として楽しんでいるととあることに気づいてしまう。「わからないことへの恐怖」人間の思考と想像を膨らませるとある一言は、ホラーと呼ばざる得ない展開に読者をある種洗脳に近い感覚を覚えるはずです。その後どうなったのか、それはわからない。だって、あなたも閲覧者でしか過ぎないのだから。
現代社会、現実に起こりえそうなところが本気で恐ろしい。『その後』どうなったのか……ぶったぎられたような唐突感がよりリアルに恐怖をあおります。
とあるブログを見ることから始まる物語。実際に起こりえない(もしかしたらもう起きている?)現実味と恐怖が潜んでいます。情報社会の恐ろしさを見てしまった感覚と、平和な日々が続くことへの感謝。色々と考えるものが浮かぶ、秀逸なホラーです。
なぜ怖いのか、考えた。ストーカー慣れしてるはずの俺なのに。ここからネタバレなので注意。アカ乗っとりまできた=>ご本人(被害者)はもうこの世にいないかもこの唐突感が怖い。気づいた時には遅かった的な不気味さ。ちなみに、"全身赤い人"は有名ですが、普通の感じ良い人です。
これ、ガチで怖いから。自分の持ってる写真全部確認したくなるから!!!読んだら最後だぜ、覚悟して読め!
次にそれを見つけるのは『あなた』かもしれません。
SNSの普及で情報が伝わりやすくなり、都市伝説のような曖昧な噂で広まっていく話は作られなくなったように思いますが……。これは逆に、SNSがあるからこその怖い話でした。考える余地があって、色々想像してしまい……恐くなります。なにが怖いって、実際にこういう話があってもおかしくないというところですね。
夜更けの街を映す映像を眺めていたら、殺人の現場を目撃した。そんな感じのフィクションをかつて観た覚えがありますが、今作も自分が唯一の目撃者になることの恐怖をうまく掻き立てさせる巧みな作品になっています自分と離れている場所にいるからこそ、自分しか判断を下せる人間がいないからこそ、この後なにが起きてもおかしくはないという予感。全ての行動に恐怖や焦燥感が伴いますみなさんも是非目撃者の一人としてこの作品の行く末を追ってみてください
この都市伝説は空想ではなく、リアルに起きた事ではないでしょうか。と、読み手を震え上がらせる出来上がりです。シーンと静まり返った池に波紋が広がるように、徐々に恐怖度が増してきます。
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