鯖みそ

「私」と「姉」は腰から下を分け合う結合双生児。感覚や感情を共有し、幸福に過ごしてきたが、あるとき、手術によって分離されてしまう。健常さを取り戻した「姉」は、切除された断片の「私」…

昔書いた短編です。 置き場がないので置いておきます

控えめに言って、WEB小説はこれくらいの方が読みやすいです。 本当に不思議ですね。……SF? ※恐ろしいことに、この話の一部はノンフィクションです。マジヤバ……

その国には死刑よりも重いと言われる刑があった。内容も正式名称も一切不明。ただ、「女の子と一緒に過ごす刑」という俗称を付けられているという極刑である。 ある時、とある男が殺人の容…

町は菜食主義のゾンビに占領された！ 人間をゾンビ化させる病原性乳酸菌アウトブレイク！ その邪悪なオーガニックヨーグルトを除菌できるのは 添加物たっぷりのフランクフルトだけ

　被験者　安田ユイ 　年齢　１８歳 　職業　学生 　備考 　新薬投与により、失神耐性向上、痛覚鋭敏化済み。 棺に閉じ込め、一時間おきに衝撃を与えるアプローチを三日続け、それ以降…

彼女は、理解していた。母親は彼女に、何も求めていなかった。 言葉や優しさ、もちろん介助も。そして希望も。 何一つ、娘の彼女には求めていなかった。 そうやって、二人は家族という…

　※カクヨムでしか読めない小説です。 「ライミング・ノベル」「ライミング小説」「押韻小説」「ライムノベル」 　誰もが一度は通る青春時代。何をやっても上手くいかない。自分に自信…

里奈と俺は何もかもが同じだ。 名字も誕生日も血液型も同じだし、考えていることだって同じだ。 だから俺と里奈が一緒にいるのも、里奈のものを俺のものと言うのも当たり前のことだ。 俺は…

ストーリーテラーのにごろあまたちゃんがお送りする未来のSF短編小説集！ 人間と機械の記憶と記録を永久に保存、閲覧できるシステム「2569」を使って今すぐあなたも膨大な物語の世界へ…

　高校に入学したばかりの「僕」は、行きの電車に乗っていた別の高校に通う「彼女」に一目惚れをする。しかし、名前すら分からない「彼女」と1日の中で一緒にいることができるのは、学校へ行…

この企画はカクヨムで『伊藤計劃トリビュート』をやっちゃおうよっていう、ただそれだけの企画です！　 参加資格は一つだけ――伊藤計劃氏の作品に触れて何かを感じた者。ただそれのみ。愛…

＜あらすじ＞ 　昔、ナガサキアゲハのことを地獄蝶と呼んだ。 　大森咲は季節外れの黒い蝶から「子供」を貰い、他の少女達にそれを分け与え始める。しかし、それは「死と言い難き死」をもた…

「だれと話をしたいの？」 彼が放った言葉は、私に宛てたものだったのに わたしは、何も答えることができなかった。

まだ幼いクの子供たちが整列し、行進していると、 クククククク々ククク 何やら一人だけ、毛色の違う子が混じっていた。

以前創英社で募集されていたショートショートコンテストへの応募作です。 三回応募して三回入賞しましたが、落選作のなかでもおきにいりの作品も掲載したいとおもいます。 一旦完結します…

一方的に食べられる事が嫌になったプランクトンが、体を大きく進化させるが... ※この作品は、「小説家になろう」「note」にも掲載しています。

小学校の「帰りの会」。 ケンカを仲裁した先生は、みんなにそれはいけないことだといった。 でも私は、納得できなくて、つい手を挙げてしまった。 フィクションです。

『九頭龍一鬼に100の質問』と『人生で血となり肉となった百冊の文學たち（コメント付き）』を劈頭として、愚生の随筆作品をまとめました。PC内に埋没していた駄文、文學的な落書き、評論…

置いてけぼりにされたもの

もし、自分の子供(いないけど)に、こう聞かれたら。 なろうに載せていたものの転載です。

純文学です。読み易い小説ではありません。 共感頂ける方だけにこの言葉が通じるのだと思います。 それはほんの一握りの方達だけなのでしょう。 それでもその方達のために、ここに置いて行…

【MF文庫Jから発売中！】 「安藤くん、おはよう♪」 「朝倉さん、はよう……」 (学校で一番の美少女の隣の席になった。ぼっちの俺に挨拶してくるとは、なんて優しい人なのだろう。…

来月、僕は猫と結婚する。 海の見える丘に建つ、角砂糖のように真っ白で美しい教会で式を挙げる。 宝石商の僕が出会った、言葉を話す美しい猫。 青い不思議な瞳を持つ彼女は、前世の記憶…

気が向いた時に書きます

ある平凡な夜。「私」はあるものをじっと見つめ、考え込んでいた。「私」の見つめる先にあるものは……？ 人の死を想う作品です。

頼らせてくれない、頼ってくれない。 何もできない僕へ

　文化祭の暖色のような騒がしさが嫌で、何も言わずサボってしまった。たった一日、何も言わずに学校をサボることが、僕にとってどれだけ不都合であるのかは十分に分かっていた。 　だけど、…

過去にブログで書いていた詩です。 毎日思いつくままに綴っていたいびつな想いの形。 これらの詩を読んで何かを感じてくだされば幸いに思います。

短くて、シンプルで、最後にちゃんとオチが効いている。お気に入りのアイデアで書き上げたショートショート達を随時掲載。 ※2017/06/09　貴方の街コンテストに投稿した１作を追…

村はずれにいた怪しい男は、やがて……。

中学のとき、父が自殺した。 あのとき食べた寿司のわさびは、苦かったのかな。

ミナが死んだ。誰よりも、命の重量を知っているはずの、ミナが。

楽器屋の店頭で見つけたポスターを見て、 僕の心に何かが「降りて」きた。 音楽を聴くのは大好きだけど、 楽器をいじった経験はない。 それでも―― やってみようと思った。 やっ…

レーンの上を回り続ける玉子のお寿司は、食べてくれる人を待っています！ 他サイト『マグネット』にも掲載しています。

女子高生２人の前に唐突に現れた怪しげな車。

「へっ、また俺らにボコられに来たのかぁ？　……ぐはぁっ！？　な、なんだその力は……！」 　モブ。 　それはあらゆるメディア作品にとって欠かせない存在。しかし読者には覚えてもらえ…

トイレを素手で磨き続ける恋愛ストーリー。（短編） ※いただいたレビューなどを考慮し、ジャンルを「恋愛・ラブコメ」から「ホラー」へ変更いたしました。（2016 5/31）

手に負えない愛を手放した日の夕暮れ時、私は少女と出会った。 薄手の汚れたコートにボロボロのブーツ、そして似つかわしくない大きなリュックを背負ったその少女は、澄んだ瞳で私を見る。 …

小学五年生の少女達やその先生の、なんでもない日常。

完全版の連載を開始しました。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883599984 「東中出身、田中真由子。平凡な人間には興味ありません。…

心とは摩訶不思議。

眠らない町『カクヨム』。 そこでは毎日、昼も夜もお構いなしに 治安と秩序を維持する『カクヨム警察』が守っていた。 そして、今日もまたカクヨム警察が出動する！！

1989年作。「ファンロード」増刊の「FRハンドブック'90」（ラポート）に掲載されました。

　春からひとり暮らしをするはずだった高校２年生の僕は、何の冗談か、なりゆきによりひとつ年下の女の子と同居することになってしまった。 　今年はもっと静かに学校生活を送りたかったのだ…

作者も魔が差しました。 津と大津の方に謝っておきます。

63万pv突破！ シリーズ累計163万pv突破しました！　(おめろく入れると175万pv) お読みいただきありがとうございます。 大幅改稿してカドカワBOOKSより発売中です。…

魔王に人間や魔物の生態を伝えるために、配下の魔物達がそれっぽいモノマネする作品です。 電子書籍「カクヨムマガジンvol.2」に収録されたりもしました。

　時は現代、陽の気を持つ人間。それとは別に陰（いん）の気を持つ妖（あやかし）は時に人と敵対し、時に互いに協力しあい、人とは別に繁栄を遂げていた。 　それと違う発達進化を遂げてきた…