語彙力の死滅したWEB小説を書いてみたけど、カテエラじゃないし控えめに言ってこれはSFだし、僕はヒトの尊厳をかけて崇高なる死を選ぶ

作者 八島清聡

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★★★ Excellent!!!

ウチゎ、この文章を見たとき、そーとーウケると思った。
グダグタな日常や、味のある文がクセになった。
「なにコレ。マヂヤバイ」



ところが中盤から雰囲気がガラリと変わった。読み終わってから改めてタイトルを見て、ゾッとした。
自分は前半の文章を、面白いと受け入れていた。

★★★ Excellent!!!

文化文明というものは特段に同じ土地歴史を経ないでも、条件が似通えば似たようなものが芽吹くことがある。
それを周期的な螺旋振幅と考える人も多いが、単に枯れずにそこにあったものを誰かが見出したということだろう。
ただひたすらに懐かしい。
そして相応に新しい。
なんというか、裏の家のお孫さんが、奥様に似てきたような感じだ。

★★★ Excellent!!!

人工知能が芸術分野にまで足を踏み入れているのは、もはや珍しい話じゃないですね。ちょっとだけ検索してみれば人工知能が描いた絵や、人工知能が見た夢など、人間じゃないものが生み出した様々な創作物が平然と出てくる。
そうやって「人間だからこそ」の存在価値ってのを機械に奪われ続けていると、人間が人間として生きていく価値もまた徐々になくなって行くでしょう。
この作品はそんな鬱な心配の中でちょっぴりだけ潤いを与えてくれるようなくれないような(笑)有難い、そして恐ろしい考察を含めています。
この方がこのあとどのような作品を書いて行くだろうか、とても楽しみです。

★★★ Excellent!!!

いやマジでなんなんすかこれw

最初に来るわけのわからん小説(あれ小説なんか)で腹筋が崩壊し、次の「作家は死んだ!全てAIが書いているのである!」でうそーんなるでしょ、最後のでもう腹筋どころか思考力がお亡くなりになり、もうこれ作者ただの天才だなって。
PC前で爆笑しました、ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

すげえ!の一言。
わずか5000字の中にぎゅっと濃縮された悲喜こもごものドラマにただうなるしかない。
感情はある。おそらく心もある。けれどヒューマニティの一切が欠落した無味乾燥の世界。笑えるけど切ない。
この世界に存在する作家たちの、あくなき物語を延々と読んでいたい。
そういう気分にさせられた。

★★★ Excellent!!!

ブラックユーモアを鬼含みまくったその姿ゎ控えめに言って、SF界のすこしふしぎ。マヂ時代が寵児。


斬新な切り口の作品だと思いました。
前半部の圧倒的語彙力()から後半部のこれまた圧倒的語彙力によって綴られた近未来?系のSF。最後の最後まで楽しんで読むことが出来ました。

★★★ Excellent!!!

最初は題名通りの語彙力の低い小説から始まり、中盤に入ってから一気に加速するSFストーリーに瞠目してしまいました。
最初の文章は引っ掛けで、あとから一気に現在の世界へ引きずり込み、かと思いきや最後の最後で実は……というオチが待ち構えていたり。読むだけでも心臓がドキドキしますが、こういう人を驚かせられる数少ない小説に久々に出会えました。

★★ Very Good!!

 ネタバレになるので作品についての感想はこのくらいにしておくことにして、ちょっと読みながら考えたことがありました。

 これはめちゃくちゃ勝手なことを言っているなあ、という気がするのですが、あくまで読者の立場として言うと、物語の位置づけということを考えると、(もちろん「読んで損した、殺す」は除外し、最低限「面白い」ラインは超えているとして)

・完全に使い捨ての面白さ、一回読んでさよならでOKだけどその瞬間は面白い
 から
・宇宙のほかのすべてが滅亡したとしてもとりあえずこの一冊があればいい
 までの軸と

・一話完結
 から
・超長編で終わりが見えないか作者が死んだ
 までの軸と

・全然道筋の見えない未完(打ち切り)
 から
・完全なる完結
 までの軸の3軸がある気がするんですよね。とりあえず今思いつく限りで。

 でまあ、順にXYZとおいたときに、Xについては個人の感性やもろもろの相性的なことも含むので、万人に無理ですが逆に言えば数撃てば実現可能性が高まっていく。これもおそらくそこを記述した物語であると思うんです。Zもおそらく調整可能なパラメータでしょう。

Yは? Yにおいてもっとも「正しい」位置づけはどこなのか?
あるいは「最適な」位置は?

 という問題についてちょっと考えました。以上です。