ネタバレになるので作品についての感想はこのくらいにしておくことにして、ちょっと読みながら考えたことがありました。
これはめちゃくちゃ勝手なことを言っているなあ、という気がするのですが、あくまで読者の立場として言うと、物語の位置づけということを考えると、(もちろん「読んで損した、殺す」は除外し、最低限「面白い」ラインは超えているとして)
・完全に使い捨ての面白さ、一回読んでさよならでOKだけどその瞬間は面白い
から
・宇宙のほかのすべてが滅亡したとしてもとりあえずこの一冊があればいい
までの軸と
・一話完結
から
・超長編で終わりが見えないか作者が死んだ
までの軸と
・全然道筋の見えない未完(打ち切り)
から
・完全なる完結
までの軸の3軸がある気がするんですよね。とりあえず今思いつく限りで。
でまあ、順にXYZとおいたときに、Xについては個人の感性やもろもろの相性的なことも含むので、万人に無理ですが逆に言えば数撃てば実現可能性が高まっていく。これもおそらくそこを記述した物語であると思うんです。Zもおそらく調整可能なパラメータでしょう。
Yは? Yにおいてもっとも「正しい」位置づけはどこなのか?
あるいは「最適な」位置は?
という問題についてちょっと考えました。以上です。