人知れず異形の者と戦う美しき女子高生……このフレーズだけでも大好物ですね!
その女子高生こと涼子さんと妖に詳しい少年、岳臣君が物語の中心人物であり、見ていると「そのまま付き合っちゃえよ」と言いたくなる程に相性がいいと思いますね(笑)
さて、文献を調べたと言われるだけあって、妖の種類や特徴が豊富で、なおかつ精密であります。中には見た事がない妖がいて、思わず感心してしまいますね。
ストーリーもラブコメやらバトルなどが入り混じってて、見ていて飽きないです。特に涼子さんのお爺ちゃんは変態的で、出てくるだけで笑ってしまいます。
美少女、バトル、ラブコメ、妖怪。どれかが好きな人にとってはおススメの小説です。読んで、涼子さんの活躍をぜひ堪能してください!!
魑魅魍魎の跋扈する現代で美しき女子高生が美しく戦う、和風伝奇アクション。
いかなファンタジーでも本格的な和ものは難解でとっつきにくいものになってしまいがちですが、この作品は世界観にすんなり入れて読みやすい。
そしてバトルは実に爽快。歯切れのよい描写が目の前にまざまざと光景を映し出し、夜叉姫の立ち回りが目に浮かぶよう。
虚たちとのバトルのみならず、コメディあり、青春あり、エロジジイあり、もふもふあり……と、これでもかと要素を盛り込んでいる贅沢仕様!(もふもふは私の趣味です。みこ&みとら超可愛い。)
旨味のある展開をバランス良く繰り出してくれるので、読者を飽きずに楽しませてくれます。
和ものやあやかし、王道バトルが好きな人は必見です!
これぞ、ホラーの中のカッコいいバトルシーンありのラブコメ風味物語です。
刑事が登場するあたり、ファンタジーではなく、現実に近いホラーだと思います。
文字の配置が工夫を凝らしてあり、怖さを増します。
又、難しい漢字も多いですが、ルビがあるので、読みやすくなっています。
びびっと来たのは、覚醒者、浄眼珠、夜叉姫で、いい和風テイストです。
片仮名も出て、そこで、引き締まります。
夜叉姫の武器にナイスアイデアが詰まっています。
可愛いのも登場するので、癒し効果があります。
難しい言葉でも、オノマトペでも、マジックみたいに、使いこなします。
描写力抜群で、迫力満載です。
お楽しみください。
ぺこり_(._.)_
タイトルから「萌系かな?」と思った貴方。
よくよくジャンルを見るべし。
ホラーにカテゴライズされる作品は、いわゆる魑魅魍魎悪鬼どもと、剣を交え、妖力を放ち合う妖かしバトル小説。
もちろん萌の要素もたっぷりありますが、なんといっても、濃密な妖怪・クリーチャー設定とその描写が肝になっております。
主人公の三滝涼子をはじめとする、人類にあだなす『虚神』と戦う夜叉姫たち。そんな彼女らと契約し、力を貸すのはよく知られた妖怪。
普段はキュートでチャーミーな妖怪たちだが、戦闘となればその姿を夜叉姫の武器へと変える。その妖怪特有の力でもって、凶悪凶暴な『虚神』を切り裂き、打ち払い、無へと還す。
はたして、涼子たちは『虚神』たちを討ち果たし、人々の平和を守ることができるのか。
あらすじからしてツボを抑えたこのシチュエーション。
そこに加えて、まるでTRPGのルルブに載っていそうな、詳細に書かれたモンスターの設定、バックボーン。
更に戦闘で使われる武器の描写などなど、マニアックな心配りがふんだんにされており、それだけ心が踊ります。
敵である『虚神』たちの行動も実にハード。
見る人によってはちょっと口を覆いたくなるような外道をかましてくれて、ホラー要素もたっぷりです。
ダークな感じの現代妖怪バトルモノをお求めでしたら、是非こちらを。おすすめです!!
ジャンル的には、和風ホラー系伝奇バトルアクションでしょうか。
異能持ちの女の子が、襲い来る不気味な妖怪の類を薙ぎ倒していく、王道エンタメ的な作品です。
古典的な伝奇アクション小説のテイストを下地にしつつも、随所にゲーム的な要素が取り入れられており、近年のWeb媒体を強く意識した手法を採用していることで、非常に読みやすく、幅広い層の読者に取っ付きやすい文面になっています。
内容自体も、ヒロインのバトルと成長を軸に進行し、その合間に日常イベントが発生する――というような構成で、着実に物語が先へ進んでいる読み応えがあるのがいいですね。
途中、頻繁にお色気シーンが登場する辺りも、サービス満点です(笑)。
上述通り、全体的にはツボを押さえた正統派ライトノベルなのですが、一方でかなり詳しく妖怪関連の逸話や伝承に関する知識が鏤められていて、決して軽いだけの読み物ではありません。
あやかしバトルヒロイン物の作品がお好きな方にオススメです!
導入部は、よくある女子高生が日本刀で妖怪を退治する話。
と見せておいて、ギャグあり、お色気あり、恋あり。
あざといまでのサービス精神。そしてそれ以上に楽しんでいる作者。
増える味方、つぎつぎ登場する敵、武器、妖怪。
デート、コスプレ、入浴、旅行、そして宴会、さらにまた宴会。
夜叉姫というキーワードを中心に広がるパノラマのような世界観。どんどん増える友達、家族、妖怪たち。
ラノベと見せて、その展開はまるで大河ドラマのよう。敵も味方も入り乱れて、読者を呑み込んで流れていきます。
はてさて、「やしゃ ひめ!」という大河の流れつく先は、いかなる大河か。見極めるためには、流されてみるしかない。
人々の知らぬ世界から侵入し、様々な怪異をもたらす者たちは数知れない。そんな人智を超えた力を意のままに操り、害をなす者が現れた時、燦然と立ち向かう美しき戦神たち……「夜叉姫」がいる。
その名を継ぐ者たちは、己の手に持つ頼もしき武器と、個性豊かだが不思議な力を持つ仲間と共に、迫りくる強敵と戦いを繰り広げる事となるのだ……!
敵味方含めてどんどん登場する妖怪・怪異のオンパレード、強烈な個性を存分に推し出す登場人物は勿論、良い意味で先が読めない展開、謎が謎を呼ぶ戦い、そしてセクシー要素も存分に含んだ、少年の血が沸き立つ一大怪奇バトル作品。
きっと貴方も、妖しくも美しく戦う夜叉姫たちの虜になっているかもしれません……ただしあまり不用意に接触し過ぎますと、この世ならざる力で大変な事になるかもしれませんが。
強くてかわいい女の子。知識豊富でギークな男の子。
そんな二人が出会うのはまさに王道。冒険や戦闘の合間には青春も見え隠れしています。
アクションシーンはスピード感に溢れ、ばっさばっさと敵を切り倒す。ゆっくりできる時には、サービスシーンもちらほら。緩急つけられたお話の中にロマンが凝縮されています。
私的には岳臣君、お気に入りです。なんだか愛着がわいてしまいますた。
その他にも仲間になったマスコット的キャラクターのかわいさも相まってにんまりさせられてしまいます。がるるー。
そして本小説の味付けをしていますのは漫画を彷彿とさせる特徴的な擬音。配置にもこだわりは見られ、視覚と聴覚に訴えかけてきます。
妖の種類や描写も目を見張るものがあります。参考文献の名は伊達じゃない!
最後にもう一言。
刀を持つ女の子って……いいですよね。
妖怪、オカルト、怪談……古今東西の怪奇現象を妖刀で迎え討ち、快刀乱麻を断つ女子高生。
何とまぁ贅沢な「これでもかと盛りに盛ってくれたもんだ」と感嘆せずに居られないホラーアクションです。
刀に女子高生といえば定番中の定番。
不吉な妖怪を退治するのも王道中の王道。
そこに一抹の恐怖と男女の絆、アクションのたびに垣間見せる下着の数々……!
古き妖怪や文献から温故知新を学ぶのと同様、我々もまた、古き良きラノベや伝奇小説を思い出すときが来たのです。
そう、この「やしゃ ひめ!」でね。
擬音を多用した簡潔かつスピーディな文章構成は、かつてのラノベ黎明期に活躍した神坂一やあかほりさとるを彷彿とさせます。
ともすれば古色蒼然としかねない妖怪知識も、能力や立ち位置に新解釈を含めつつアクションさせているため飽きません。
パソコンで閲覧すると、擬音の間取りなども計算されて書かれていることが判ります。
……あいにくスマホだとズレますが、そこはご愛嬌。
今こそ原点回帰すべし。ど直球なホラーアクションがここにあります!
本編プレから読みましたが、序盤からテンポ良いボーイミーツガールが展開されています。
バトル、ラブコメ、伝奇モノと、どれをとっても第一級です!
派手なバトルで引き込んだかと思うと、岳臣君との掛け合いで笑わせてくれます。サービスシーンだって忘れません。
時折挟まれる妖や虚神の設定も凝ってます。凝っていますが読みづらさとは無縁で、世界観を鮮やかに表現しています。日本語にカタカナのルビが降られているのも激アツです。
中でも戦闘描写は圧巻。
主人公や敵の動きが簡潔に表現され、縦横無尽に駆け巡るキャラクターたちをすんなり想像できます。
派手な擬音も効果的で、地の文の上手さと相まって迫力抜群です。
横書きならではの工夫も多く、没入感が飛び抜けていました。
「御滝様(おんたきさま)の章」を読み終えたところですが、序盤でこれ程の完成度を誇る本作、完結までの盛り上がりも半端なさそうです!
続きもじっくり読ませていただきます!