ラノベとみせて、大河ドラマ

 導入部は、よくある女子高生が日本刀で妖怪を退治する話。

 と見せておいて、ギャグあり、お色気あり、恋あり。

 あざといまでのサービス精神。そしてそれ以上に楽しんでいる作者。

 増える味方、つぎつぎ登場する敵、武器、妖怪。

 デート、コスプレ、入浴、旅行、そして宴会、さらにまた宴会。

 夜叉姫というキーワードを中心に広がるパノラマのような世界観。どんどん増える友達、家族、妖怪たち。

 ラノベと見せて、その展開はまるで大河ドラマのよう。敵も味方も入り乱れて、読者を呑み込んで流れていきます。

 はてさて、「やしゃ ひめ!」という大河の流れつく先は、いかなる大河か。見極めるためには、流されてみるしかない。

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