ジロギン

楽しい、恐い、面白い、感動する……本作のショートショートを通して、自分の心があらゆる方向に動いていることに気付かされました。 乾ききったと思っていた心が潤いを思い出す。そんなショー…続きを読む

主人公はサメの歯で作られたブレスレットを購入する。そのときを堺に、体にまるでサメの歯で切られたような傷が… 例えばホホジロザメの歯はただ尖っているだけでなく、周りがギザギザでノコギ…続きを読む

実験により人間並の知能を持ち、暴れるアオザメ… 凶暴なサメを止めるための対策は、なんとカワイイネコ🐈ちゃん！？ サメ映画さながらの設定や演出と、ほっこりするシーンがうまく絡み合った…続きを読む

本作を読んだ今、私はもう、ぶらさがり女からは逃れられないかもしれない……
今夜、私の運命がどうなるか決まるだろう……
怯えて待つことしかできないのか……

人が傷ついたり、死んだりするような怪現象は起きない。けれど明らかに何かがいて、何かをしようとしている…ある部屋で起きた不可解な現象の数々。

『雨男』から始まって鏡堂＆天宮刑事を取り巻く怪異事件。しかしその真相はさらに根深かった……これまでに起きた7つの事件、その全てがつながっていく……！

前々作『イソヒヨドリの町で』に登場した高校生・裕佳子ちゃん、章くんの親たちの青春時代を描いた作品です。 「普通とは何か」。昨今語られることが増えた問題ではありますが、これまで目立た…続きを読む

「まさかあの人が…」そう口にしてしまう展開のラッシュ！思い描いていた流れがことごとく、良い意味で裏切られていき、全く先が読めません！！ ミステリー・サスペンス作品が好きな方は間違い…続きを読む

飛蚊症の手術とその後の体験談。とても参考になりました。 私も数年前から飛蚊症のような症状が出ているのですが、眼科への一歩を踏み出せずにおりました…その理由の一つが「どんな治療が必要…続きを読む

『イソヒヨドリの町で』の続きとなる本作。1作目の登場人物たちのその後が描かれます。 本作を読んで感じたことは、繰り返し登場する言葉「フツー」とは何かということ。 自分が思っているフ…続きを読む

本作のホラー、個人的にとても印象に残ります…夜寝る前やお風呂で頭を洗っているときに思い出しそうな、そういう意味での「印象に残る」です。 ただ読むだけではなく、ふとした瞬間に思い出し…続きを読む

どこからか聞こえる子猫の鳴き声。しかし姿は現さない。その理由が読者の、特に猫好きの方の心を揺さぶります…

一見するととても面白そうなゲーム。しかし一度プレイしたならば、人生は破滅へと真っ逆さま…絶対に手を出してはいけない…

現代社会で人間に紛れて生きるゴリラさん。家事もするし、会社にも行く。でもやっぱりゴリラが人間の社会で生きるのはたくさんの障壁があって大変…なのに、苦悶するゴリラさんに癒される！！🦍…続きを読む

鏡堂&天宮、2人の刑事が怪事件に挑む！今回は何のきっかけもなく発生する連続突然死！一切の痕跡が残されていない事件に、2人はどう対処する…？

存在するはずのない架空の暴力団員に悩まされる主人公。実在の人がモチーフだけれど、その人とは似ても似つかない妄想の産物。しかし間違いなく実害を受けている。この暴力団員の正体は何なのか…続きを読む

いわゆる「水平思考クイズ」！読者参加型で、質問に対し筆者様がYesかNoで答えていき、最終的な回答を導き出していくという斬新なスタイルです！ 個人的に水平思考クイズは苦手なのですが…続きを読む

入社したばかりの女性若手社員と、ベテラン部長。つかず離れずくっつかず、年の差がある男女のちょっと不思議で面白い1週間を描いた本作。2人の間に芽生えた恋？の行方やいかに…！

主人公と祖母にはある共通点があった。2人だけの共通点。祖母からいろいろ教えてもらった。はずなのに…

リアルで飛蚊症かな？という症状が出ているのですが、特に何もせず放置しておりました。うっすら視界に小さな黒い点が見えるだけで何かに困るわけでもないですし、私生活ではほぼ気にならないの…続きを読む

筆者様の思いを綴られたエッセイ。創作に関するお話が多めで、「そうなんですよね〜」とか「言語化できていなかったけど、こういうことだ」など、個人的に共感する部分がたくさん！うんうん頷き…続きを読む

好きな子と一緒に歩く。
相手に本心は言えない。クラスの誰にも見られたくない。
いろんな感情が混じっているけど、何よりも楽しい。
こういう恋愛がしたかったの…小学生の頃に…

刑事・鏡堂&天宮のバディが活躍するミステリー第5弾。今回の犯人は今までにない方法で、かつてないほどの犠牲者を出している…残忍な事件に2人はどう立ち向かうのか…？

別作品にて筆者の桜坂様を知りました。描写が細かいながらも無駄がなく、しかも分かりやすい表現を使っていらっしゃいます。映像を見ていないのにその場の様子が頭の中に浮かぶ…素晴らしい文章…続きを読む

祖父に対して感じていた恐怖心。怒られたわけでも、顔が怖かったわけでもない。むしろ優しくしてくれた祖父がなぜか怖かった。その恐怖の原因、そして正体は、祖父が死んだ後に判明する。

幼馴染に告白されて付き合った主人公。しかし3年後、告白してきた幼馴染から振られることになる。彼のことを忘れ、思い切り一言「アホーッ」と叫ぶために富士登山を決意。想像していた以上に大…続きを読む

140文字という少ない字数で綴られる短編集。しかし話と話がリンクしていたり、「 このキャラクターは前に出てきたあの人かも？」と思わせてくれたりと、その裏には宇宙のように広い物語の世…続きを読む

ある事件の被害者として警察に呼び出された筆者様。事件の詳細を聞くためにと案内されたのは取調室。本来なら容疑者が入るはずの部屋。その取調室が放つ威圧感や緊張感に、筆者様の不安はどんど…続きを読む

ほぼ一文で綴られるショートホラー集！最初は少しクスリとするけれど、よく考えるとゾッとする…バリエーション豊かなお話が楽しめます😊

新居で発生する白い羽虫。駆除してもどこからかやってくる。彼らの発生源は、「ここだけは勘弁して」と思ってしまうとんでもないところだった…😱

ホラー映画を見ても恐怖を微塵も感じない。それどころか銃を突きつけられても怖いとは思わない。無敵の精神を手に入れた男はある老婆の誘いで見知らぬ場所に飛ばされる。そこは誰からも恐怖を与…続きを読む

5話まで読んでのレビューです！ 東京の地下鉄にツチノコがいる。そんな都市伝説を聞き、ツチノコハンターとして行動を開始する会社員3人。しかし不審な夢を見るようになる。 単なるツチノコ…続きを読む

仕事終わり、22時、妙にお腹が空く時間。ラーメン屋を前にした主人公の頭をめぐる考えは多くの人が「あるある」と共感してしまうのでは？ そして本作を読んだらきっと、アナタもラーメン屋に…続きを読む

2話構成の本作。1話目は「子どもの頃は理解できない不思議な出来事」という印象の不思議なお話ですが、2話目でその真相が明かされ、一転して恐怖のエピソードと化します。これぞホラーと思わ…続きを読む

深夜ラジオから聞こえた男の声。自室に何者かが近寄る気配、誰かが足首を掴む感覚…全ては翌朝起きる「ある出来事」に対する警告だったのかもしれない…

エッセイと聞くと、作者様の日常や思いの丈などを綴った作品を思い浮かべる方が多いでしょう。本作に関して、私も最初は同じような気持ちで読み始めました。 しかし私は侮っていたのです。本作…続きを読む

オチの皮肉さに「なるほど！」と唸るとともに、完成度の高さを感じることでしょう。昨今の社会情勢まで取り入れられているようなショートショートの傑作です！

ぼっとん便所や吠える犬、子どもの頃に怖いと感じるものがだんだんと身近なものになっていく。最初はあんなに怖かったはずなのに、失ってしまうととても寂しい。怖さと感動、どちらにも心を動か…続きを読む

本作のキーワードの一つが「こけし」。子どもをイメージして作られたこけしは、可愛らしい風貌をしているはずなのに、どこか不気味な雰囲気を放っている…そう感じる人は多いのではないでしょう…続きを読む

藍子は夫・洋介が「動物を殺しているのではないか」という疑念を持つ。その疑念は気のせいではなく徐々に確信へと近づき、やがて藍子自身がターゲットになるのではないかという不信感につながる…続きを読む

良い読後感とはこのことをいうのかと、改めて痛感する物語です…小説を読んで泣いたのは何年振りだろう…続編も読みます。読んでまたこの気持ちに会いに行きたい。

設定、キャラクター像、文体、全てがハイクオリティ！登場人物たちに感情移入できますし、読みやすいかつ分かりやすい文章で、一気に引き込まれます！ 2章まで読んでのレビューではありますが…続きを読む

はい様という存在はインターネットで調べれば簡単に見つかるほど有名な都市伝説と化している。しかしその姿を見た者はおそらくいないし、作中内でも登場することはない。それでいて存在感がある…続きを読む

鏡堂&天宮、2人の刑事が新たな怪奇事件に挑む！多発する殺人、そして連続爆破事件。一見すると無関係の2つの事件の裏に、ある占い師の存在があった…

個人的な話ですが、カクヨムでホラー×コメディを書こうと思ったきっかけがケツバットむらシリーズを読んだことです。とても思い入れが深い作品…怪作として永遠に残り続けて欲しい…

ある夜、それは現れた。布団の中で体を這い回り、不快感を与える…それは夏によく現れる虫の類なのか、はたまた怪異の類なのか…どちらにしても、体を這い回られるのは恐ろしい😨いや、怪異より…続きを読む

主人公が聞いたアパートに関するウワサ。そのときは何の根拠もないただの怪談話だと思っていた。しかし続々と、その話を真実たらしめる関係者たちが現れる… ただ「オバケの仕業だったんです」…続きを読む

「猫になりたい🐈」と365日考えている私にとって、本作は心の奥底を抉り出されるような内容でした。 本当に猫になる覚悟はあるのか？猫になっても幸せなのか？ 私と同じように考え日々過ご…続きを読む

出会い全てが幸せにつながるとは限りません。時には破滅を招くこともあります。本作に出てくる登場人物たちは、どんどん壊れていく。二度と元に戻らないほどぐちゃぐちゃに。けれどその破滅こそ…続きを読む