概要
その赤い花に触れている死者に、気付いてはいけません
小野塚様の自主企画、「御彼岸Halloween怪談会」に参加させていただいた話です。
真っ赤な彼岸花の花言葉は沢山あります。「あきらめ」「情熱」……そして、「また会う日を楽しみに」。
幼い頃に祖母から聞いた話から……という体の怪談です。お楽しみいただければ幸いです。
真っ赤な彼岸花の花言葉は沢山あります。「あきらめ」「情熱」……そして、「また会う日を楽しみに」。
幼い頃に祖母から聞いた話から……という体の怪談です。お楽しみいただければ幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!美しい言葉と、そこから紡ぎ出される幽玄で未知な世界
美しさと静謐さ、そして巧みさを持った物語でした。
まず、タイトルがとても綺麗です。『葉見ず花見ず』とはどういう意味を持っているか。
その意味がわかるだけでも、「へえ」と一つ感嘆させられます。こういう呼び方があるものなのかと、一つ賢くなれるという点でまず得した気分になれました。
主人公の『私』が、おばあちゃんと一緒に歩く途中、『曼珠沙華』に触れている男を見つける。男は幽霊だということがわかり、おばあちゃんからは『間違っても気づいていると 悟られてはいけないよ』と警告される。
そこで、タイトルの意味が生きてきます。
曼珠沙華の特性を、『生者』と『死者』の関係性に重ねあわせ、更…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「老害だ」なんて風習に飲まれるな
日本でも世界でも、時の権力者の都合がいいように「風習」「流行」という民意、民主を使ってきた歴史がある。
古くは「シャーマン」と言う有識者が民を導いてきたように
経験者の言葉は聞いた方がいい。
現代での「エビデンス」という「呪い」は、経験者だけでなく本当に「絆」で繋がれた身内の『ヒューミント』すら聞く耳を待たなくなり、汚れた悪意のある第三者からのネット情報しか信じない、SNSという新たな新興宗教。
経験者から学べるという最高の環境
このありがたさを、現代人は知る必要がある……
あなたは、歴史から学べる賢者か
将又
経験からしか学べない、ただの愚か者か…どっちだ?