タイトルを見た瞬間に、「これ絶対面白いやつ!!」と確信しました。
そして、その確信は見事に的中、いえ、それ以上の満足感を与えてくれました。
まず、メリーさんと言えば「少しずつ近づいてくる怪異」として有名です。そのメリーさんがなんとあの8番出口とコラボするなんて。コンセプトを想像しただけで嬉しくなります。
本作にはゲームをやったことのある人なら思わずニヤリとするような場面が多々登場し、「プレイ中のあるある」として共感できるのが楽しいです。
『8番出口』を知る人ならば、最初から最後まで爆笑間違いなしの本作。それでも、ゲームを知らない人でも響くものは必ずあると思うので、「そのゲーム知らない」と敬遠せずに、是非とも読んでいただきたいです。
ホラーの最高峰「メリーさん」が、ホラーゲームの新星「8番出口」に挑む!
何してたら思いついたのだろうという神設定。
しかし設定負けしていない魅力が詰まっています。
本来、襲う側であるはずのメリーさんが道中で8番出口に迷い込んでしまうという異常事態。そしてなぜか完クリ勢の主人公が電話でレクチャーする始末。
8番出口のあるあると、抜けられないストレスを味わうメリーさんの反応がとにかく共感できて、そして可愛い。実況動画を見てるみたい。
この短い尺に、8番出口あるある、メリーさんの可愛い反応、主人公の冴わたるツッコミ、そして「こうきたか!」というオチの全てが詰め込まれています。
メリーさんと8番出口、どっちも知っている人は必読の傑作です♪