ザ・フライという古典映画を思わせる短編。私自身、飛蚊症があるので、恐さはマシマシ。ひたひたと迫るところからの、いきなりの展開はジェットコースターの様。夏の終わりの朝、読むのにはなかなか刺激が強かったです。
通ならタイトル見ればなんとなくわかると思いますが、まずは読んでほしい!ホラーというと、外から理解不能なものがやってくるものが多い中、体の中からやってくる物語もしばしばあります。普段から馴染みのある自分の体の中から、ヤバい奴がやってくる。その不快感というか、気持ち悪さの描きかたがすごいです。そして、当然最後はぐちゃぐちゃのヤバい状況が描かれます。ホラーはやっぱり、こうでなくっちゃ!ここまでウキウキで読めた方は苦手ではないはずなので、ぜひ本文を読んでスッキリしましょう。
リアルで飛蚊症かな?という症状が出ているのですが、特に何もせず放置しておりました。うっすら視界に小さな黒い点が見えるだけで何かに困るわけでもないですし、私生活ではほぼ気にならないので…しかし、本作を読んで本気で眼科に行こうと思いました。私の目は大丈夫だろうか…😨
グロテスクで不気味な雰囲気で統一された本作。この作品の虫さんは、他作品の虫さんとは一味違います。極上の蟲系ホラーをあなたに!
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