このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(248文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(179文字)
“ソレ”は、そこにあったモノは、なんだったのか?因縁か、怨念か、あるいは“殖えたい”という本能か。“ソレ”に見込まれてしまった彼女は……どこへとたどり着いてしまったのか。何もかもが謎のまま、ただ、“ソレ”はいまもそこに居るのだろう……。
不気味で、得体が知れず、底しれない。身近な場所、何の謂れも無い、ただ禁止された林の奥。誰もが出逢うわけでもないだろう。しかしあなたが出逢わない保証は、どこにもない。踏み込みますか?引き返しますか?もう、手遅れですか?
禁忌というには漠然としていた。だから彼女は、空き地に向かったのだろう。その光景は、見た事を後悔する程に 歪。無縁の墓所には、 赫い 曼珠沙華 が一輪。曼珠沙華はには毒がある。幼い日の 悲しき思い出 は、悪夢の如く五つの蕾は何れ花房を開く事を心待ちに醜怪な華頭を擡げる。天壤に赫。 開いて嗤う曼珠沙華。
これは、ホントに、困った。いつ読んでも、この作者さん、ホラー小説が、上手ですねぇ。この、私も、ホラー物を書いているだけに、驚異を禁じ得ません。各種、コンテストでの、強大な壁です……。まるで、妖怪「塗り壁」のように、私の前に、立ち塞がります。ともかく、読んで、見て下さい。私の言っている意味が、理解できますよ。ただ一言、超怖いです!!!
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