このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(267文字)
一方的な愛情は受け手にとっては恐怖となる。その愛情の底に漂う不気味さ、不穏さが読後も胸の底にわだかまる、濃密な短編ホラーです。このお話は祖父と孫娘ですが、父親と娘でも十二分に起こり得る話だと思います。私は亡くなった父親に持っていた苦手意識をふと思い出しました。近いからこそこじれる。絶妙に絡み合った肉親の情を是非、読んでみてください!
お化け? 人間? 本当に怖いものは?※短編ですので内容には触れません。
祖父に対して感じていた恐怖心。怒られたわけでも、顔が怖かったわけでもない。むしろ優しくしてくれた祖父がなぜか怖かった。その恐怖の原因、そして正体は、祖父が死んだ後に判明する。
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