あらすじにも記載されているとおり、本作はバッドエンド。救いのない、取り返しのつかない最後が待ち受けております。
私はホラー作品が好きで、ホラー作品にはバッドエンドがつきもの。だから本作がどんな終わり方をしても受け入れられるだろう…と思っていた時期がありました。
しかしエンディングを知った今、その記憶が胸の奥、心の真ん中にぐるぐると絡みついて取れません。忘れたくても忘れられません。インパクト絶大な結末でした。
本作を通して私の心は、筆者様の想定したとおりに動かされたように思います。いや、釘付けになって動けなくなったと言った方が適切かもしれません。物語の結末に沿って読者の心を動かす…展開の運び方が素晴らしいです!
小説はハッピーエンドが良いか、バッドエンドが良いかは人によって意見が分かれるところでしょう。本作は純度100%のバッドエンドです。ぜひ覚悟の上、お読みください。