不気味な情景描写。じわじわ迫ってくる恐怖感。待ち受ける予想外の結末。このホラー掌編にはその全てが詰まっています。それもたった2800字程度の中に!!何というタイパ。どんなに忙しい人にも、ホラー好きならば読んで欲しいです。恐怖を阻害する間延び感が一切ありません。それどころか読み返して、見え方が変わり、二度美味しい気持ちです。ただただ怖かった不可解なラジオのくだりがこうくるなんて……ッ!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(278文字)
深夜ラジオから聞こえた男の声。自室に何者かが近寄る気配、誰かが足首を掴む感覚…全ては翌朝起きる「ある出来事」に対する警告だったのかもしれない…