本栖川かおる

「私はあまりにも長い間、本を読み続けていたのか」 黄昏が訪れ、本は閉じられる。 800字以内で簡潔の掌編です。

東京秋葉原某所、メイドカフェ『にくきゅーフレンズ』。 そこは僕の癒しの空間。 でもそれはキミがいてこそのもの。 キミが笑ってさえいれば、僕はいつだって幸せになれる。 これは、…

小学四年生の観月 花陽（みづき はなよ）が、夏休みに友だちの家へ遊びに行ったときに体験した、ある出来事。 よろしければ、目を通してみてください（※怖さ控えめです）

『恋愛応援同好会』は笹舟学園非公認の同好会だ。 会員は銀之上ただ一人。最早同好会と呼べるかも怪しいが、口コミは上々。 この同好会は元々二人。 銀之上は、元・相棒が転校した後も一…

注↓2022年度分からこのエッセイで書くことにしました！！ コンテスト情報のみを他作品として独立させました。 https://kakuyomu.jp/works/11773540…

カクヨム関連のミーティング、講義、などのレポートを書いています。 ２０２１年８月１７日現在、次の５レポートが掲載されています。 第１回カクヨムユーザーミーティング（２０１６年５…

原田おさむは、ピン芸人をして２２年。売れてなくても、パチンコ屋の店員をしながら、妻と二人の子供を養っている。 その妻との出会い。数奇な運命。 どこにでもいるような夫婦でも、いろい…

僕はいつも愛する君を「君」と呼んでいた。 君も年下の僕のことを「君」と呼んでたね。 僕らは「君と君」そう呼び合ってたんだ。 あの子が生まれるまではね。 君が生まれたから、僕はパ…

何田何子——通称ナニコの中には、無数の〈十五センチ〉が潜んでいる。 手のひら。 目尻から顎の先まで。 へそから腰まで。 後ろを振り向く時。 拍手をする時。 歩き出したその一歩目。…

ぼくのあさごはんが、まい日たまごかけごはんなのには、りゆうがあります。

私は彼を傷つけた、大好きなはずの彼を。 もう一度キミに会って、本当の気持ちを伝えたい。 願いよ届け、聖なる夜に！！ 夜野サクラがお届けする、青春を駆け抜ける感動ラブストーリー。

　寿司桶いっぱい、いなり寿司を作ったら、あとはダーリンが帰ってくるのを待つだけ。

楽器屋の店頭で見つけたポスターを見て、 僕の心に何かが「降りて」きた。 音楽を聴くのは大好きだけど、 楽器をいじった経験はない。 それでも―― やってみようと思った。 やっ…

「地球はなんで青かったか、知ってる？」 彼女はぼくに消え入りそうな声で聞いた。 「月の人魚が落とした最後の涙のひとしずくなんだって」 そう笑うきみの命の灯火が静かに消えてい…

幼馴染の大貴とは、昔からの付き合い。生まれた日もほとんど同じ。 でも、私はたった一日生まれた日が違うだけで、いつもあいつの後を追う事になった。 ……面白くない。

僕には好きな人がいる。 その人は、僕の書く文章を好きだと言ってくれた。 だから、僕はその人のためだけの言葉を紡ぐことにしたんだ。

図書委員の美祢子には気になる人がいる。 図書室の常連で、一つ年上の先輩。 彼には恋人がいるようだと知り、ずっと気持ちを胸に秘めてきた。 ある日の放課後、閉館間際の閲覧席で、先輩…

私だけが特別だったらいいのにな 憧れの彼と話せるのはほんの僅かな時間 桜がその距離を縮めてくれる――――

懐かしいチョコレートは、想い続けている恋の色 忘れられない恋心は 今も甘酸っぱく私の心を締めつける

カクヨムを読んでいると、「こんなに素晴らしい作品なのに、なぜこんなに☆が少ないのだろう」という作品に巡り合うことが少なくありません。 良作が埋もれてしまう原因について、自分なりに…

私は春から一人暮らしをしている大学一年生。 しかし、今日もゴミを捨てるタイミングを逃してしまう……。 ちくしょう、ゴミ捨て場め。どうせならごみの日を私に通知しなさいよ。 まったく…

　失恋の悲しみ、家族との不仲を苦に自ら命を絶った女子大生。彼女は死後の世界で次の転生先が決まるまでの間、魂の案内役と名乗る男と出会う。 ◆富士見Ｌ文庫　テーマ別超短編小説コンテ…

　やけくそのタイトルでよくぞここまできたもんだ。

- Raindrops sometimes look like teardrops. - 雨の滴は時折、涙の雫のようにみえます。 雨の日に彼の家を飛び出した露花（ロカ） 行先は…