不思議で心地いい世界観で、そのままグイグイ引き込まれました!リプレイな結末と、真実がわかってから、思わず最初から読み返したリプレイと、2つのリプレイがありました!
最初はネガティブな話なのかなぁと冒頭部分を読んで思ったのですが読み終わって良い感じに終わり良かったなぁと後味の良いスッキリした気分になりました。まだまだ話がこれから広がっていきそうなので続編もあったら読みたいです。
生きているものには等しく死が待っている。命が新しい命に生まれ変わる、その現場を通して、人は何を感じ取るだろうかと思わせる、素敵な作品です。主人公である理麗にもたらされる運命に、ジワリと目頭が熱くなりました。
冒頭からグッと引き込まれました。主人公の過去。リアリティーある架空世界の描写。担当者との関係。6000という限られた文字数の中で、これほどにあたたかく、深みのあるストーリーを生み出してくれた作者さんに、拍手を送りたいです。
初めは流し読み程度で読んでいましたが、読んでいくにつれぐいぐい引き込まれ。最後の締めも良くまとまっていて、しっかりと完成された「作品」でした。
とても温かなお話です。下手に言葉に表すと、なにか違うものになってしまうような、勢い余ってネタバレしてしまいそうな、そんな状態なので、上手く言えませんが、でも、絶対に読んで損はしないです。あなたの好きな銘柄の紅茶を片手に読んでみてください。
始めに来るクライマックス、そして読み進めていくにつれ自然に物語に引き込まれて、気がついたらあっという間に読んでしまいました。 様々な伏線が自然に回収されていくのでとても読みやすかったです! そして、エンディングからまたプロローグへの導き方が気持ちよかったです。 モノクローム・サイダーを読んだあとだったので、主人公像がそちらに若干引っ張られた感がいなめなかったですwどちらの作品も本当に面白かったです!
情景描写がよく伝わって、とても読みやすかったです。最後のオチもよかった!
朝焼けの色の異世界。そこで出会った『彼』と少しだけ時間を共有していく、というお話なのですが、なかなかに切ないです。最後まで読んで、全てが分かったらもう一度読み直してしまうと、また違った視点からのボリュームのある読み応え感がすごいなぁ、と思いました。
異世界・転生のタグが詐欺というコメントがあったが、主人公がとあるきっかけをもとに異世界へいき、戻ってくる。内面がちょっぴり成長している。これはファンタジーの基本ですよと、妙に威張りたい気持ちになりました。無理なく読ませる力と、型を守りながら自分の物語に引き込んでしまう天才的能力に感じ入ります。
素敵な物語でした。稚拙なレビューになっていたら申し訳ありません。初めは「悲恋」かな、と。タグにもありますが「生と死」に少し怖気付いてしまいました。しかし読み進めると、確かに寂しくやるせなくなる場面もあるんですが、きちんと温かいから安心して読むことができました。不思議な何かの中を漂っている感覚です。ラストまで読み、また冒頭へ戻りラストへ……何回も行ったり来たりしてようやく気づいて。何度も読み返したくなりますね。そして何度だって感動できる。素晴らしい作品をありがとうございました。
素晴らしい短編です。様々な心情、そして想いが読了後の私の心に押し寄せてきましたが、それら全てを言葉にすると、たちまちチープな表現に堕するような気がして、億劫になってしまいます。文字数も多くなく、本当にさっくりと読めますので、ぜひご自身の目で読んでみて下さい。決して後悔はしないと思います。
主人公の女性は、自殺した。男に遊ばれて、それを苦に身を投げた。彼女は気が付くと、ある場所にいた。そこで、ある人と出会う。そこは、様々な人が死んだあと立ち寄り、次の生へと出向いていく中継地点。そこで彼女は何を見て、何を考え、何を選び取るのだろう。とにかく。目に浮かぶ景色が綺麗で。様々な人の生がシビアで。でも、あったかくて。さいごに、とてもホンワカしたものが心に灯った、そんな物語でした。
生きる
相手が悪いんじゃないかなぁ
冒頭と序文で暗くて悲しい物語なのかと思ったら、とても優しい物語でした。これまでの作品と違った作者様の新しい可能性を見ました。
冒頭の書き出しで『ん?』となりましたが、読み終わるとそれが意図してそうされたものだと気づきました。まんまと作者様の策略にのせられた形です。暗い話を絡めてくるのかと思えば、そうではなく、むしろ暖かく明るいラストへ繋げるための布石が綴られています。とても勇気が出て頑張ろう、と思える読後感。素敵な読書時間でした。オススメ。
長之介さん、腕を上げられましたね…!!こう来たか!!!!!!!!!こう展開するかな…?と読み進めていた私は、見事に裏切られました。普通の「恋愛話」が展開すると思っていたのです。この短編は、ふたつの「恋」と、裏返ってしまった「愛」と、耐えて時を待つ「愛」の物語でした。いや、思った以上に、深かったです!!