仙崎愁

社会人になって数年。 友達もいるし、仕事も楽しい。 でも、満たされないのはなぜだろう。

ネットを騒がした、『ネモフィラと瑠璃』というボーカルとピアノの2人組が姿を消してから、数ヶ月が経った。 心に傷を負った和歌月律葉は、ヘッドフォンをして自分を守っていた。 そんな…

昨夏、僕の唯一の友人、倉知は死んだ。 それを悲しみたくなくて、僕は逃げながら生きていた。 そんな僕を好きになった女の子、水香は自殺体験をしようと誘ってくる。 馬鹿みたいに暑い夏…

学生の「私」は卒業する先輩に恋心を打ち明けるも振られてしまう。悲しみと酒に酔って街をふらふらしていると、こぢんまりした定食屋に迷い込む。

幼なじみの月夜は、浮世離れしている。 儚げで寂しい、月のようなひと。 僕はそんな彼女を憂いている。 綻びのない永い夢のような彼女のことを。

あの夏の日、私は、文章を書かない文芸部員に恋をしていた――。 どこか懐かしいような、夏の香漂う青春短編小説。 Twitterの診断メーカーのお題から生まれた短編です。続くかもし…

　新着から読者様が少しずつ来てくれて、面白ければ徐々に読者様が増えると思っていませんか？　そんなことありえないんですよ実は。 　カクヨムに投稿を初めてはや半年。カクヨムについて…

Jukebox文庫にて、電子書籍書籍化決定！ 2024年、1月1日からAmazon kindleや楽天kobo、他サイトにて販売いたします。 皆さんの応援のおかげです、ありがとう…

入ればどんな人間でも正気を失うという魔の森。 生きる意味を見失っていた僕は、その魔の森に死ぬつもりで入った。 そこで待っていたのは魔法使いの師匠との出会い。 師匠は僕に居場所を、…

堕落を抜けだしたい大学生祐（ユウ）は、かつての女颯紀（サキ）にセフレとして縛られている。 そんななか、病院にいた高貴だがそりの合わない女、渚月（ナツキ）と出会う。 自堕落を抜け出…

「私」が、「先輩」に本を紹介します。 〈　〉で囲んだ部分は、本からの引用です。 紹介ポイントがおかしいですが、本自体は素晴らしい本です。 シリーズ 『神社しか紹介する気のない観…

2021/4/18 ⇒完結まで書ききる＆推敲始め 2021/5/23現在 ⇒書ききる＆推敲しつつ1話から順次投稿していきます。 　詳しくは近況ノートに書かせていただきます。 …

「あの二人って付き合ってるんかな？」 　そんな友人の邪推を咎めることはできない。 　なぜなら私も気になっているのだから。 　一体、あの二人はどういう関係なのか―――。 …

ー母が飛び降り自殺を図ってから、11年の時が経とうとしていたー 「母の意識が戻るまで、私は幸せになっちゃいけないんだ」 　意識不明の母と、行方不明の父を親に持つ少女、楓…

　雪と氷に閉ざされた「さいはての島」には、白い魔獣が棲んでいるのだという。 　人はおろか生き物も住まないその地に、一人の少女が迷い込んだ。 　容赦なく命を削る吹雪の中で、力尽き…

- Raindrops sometimes look like teardrops. - 雨の滴は時折、涙の雫のようにみえます。 雨の日に彼の家を飛び出した露花（ロカ） 行先は…

第１話 天使に出逢ふ 名も知られていない物書きの青年のもとに、突然現れた女性とは？ 第２話 惹かれしもの 手作りの一冊の本を見つけた女性。そこに記されたものを読んだ彼…

及川葵は、短歌をこよなく愛する女子高生だ。 スマホで見つけた短歌アプリで、日々の徒然をノート代わりに認めるのが趣味の、真面目な女の子。 ある日そのアプリで、毎回反応をくれる人がい…

今日は何月何日だろう。何気なく点けたテレビから聞こえてきたのは『8月136日』という音声だった。目の前に突然現れた少女。異形の生物。階層世界。世界を救う為に、俺は戦いに身を投じる。

雨が降り頻る中、大学生の輝-ひかる-は、久々に部室へやって来た。 内装が変化していることに少し驚きながら辺りを見回していると、ふとあるものが目に入った。 それは彼の苦手なもの、笑…

主人公春川綾人は県内の高校に通う平凡な男 趣味で小説を書いているがなかなかうまくいかない。そんなある時、近くのカフェにかわいい子がいるといううわさを聞き、友人の智也と健太と向かう…

三題噺 紅茶 猫 重力

　2022年、日本国政府と異世界『方舟』は共闘により、世界を滅ぼしにかかった破壊神『カグツチ』の脅威を退けた。 　時に2045年、北朝鮮が弾道ミサイルを発射。この危機に、日本を救…

姉と僕はいつも二人で語り合う。 星空の中で姉は星や神話を教えてくれる。その時間が僕の大好きで大切な時間なんだ。 12月の同題異話のためのお話です。 今のところ小説は同題異話のた…

短編集。文字書きの練習。 基本的に一話完結。 駄文をつらつらと重ねてゆきます。

ロストブック、それはこの世界と異世界をつなぐ不思議な本。 ロストブックに潜り生計を立てるものを、この世界ではブックダイバーと呼ばれた。 ブックダイバーであるアレックスとチヅルはあ…

本当の最後の日記を読んだ時、あなたに届く暗号のメッセージ。七夕、すれ違う二人の思い出が織り成した奇跡の約束……現在過去未来の全てが繋がり気付いた不思議な声の謎と日記の秘密、最後に…

　今やweb小説は、インターネット社会で確固たる地位を築いてジャンル化しました。世はまさに、大ネットノベル時代！そんな中で、もっと楽しくカクヨムを使う方法は、果たしてあるのでしょ…

大災禍《ザ・メイルストロム》の少し後。 一人の男と猫が、苦しんでいた。彼等は自らを救うため、放射能に呑まれた動物園を訪れることにした。

【第4回カクヨムweb小説コンテストでラブコメ部門特別賞を頂きました！】 高校二年生の篠宮誠司は今の時代には珍しく、どこのグループに属することなく学校生活を送っている。 俗に言う…

そんな僕は、高校二年の冬に、音を捨てようとした彼女と出会った。 それは全てが愛おしく、素晴らしい日々。 素晴らしい冬ーーー“Brilliant Winter”

 冬の文化…

岬次郎(さきじろう)は、一人暮らしの大学二年生。 それなりに満喫していた大学生活で、彼には悩みがあった。 それは、わがままで自分勝手な先輩に事あるごとにちょっかいを出される事。 …

　「忘れ去られる、そんなことを強いられるくらいなら」 　「いっそのこと、最初から独りでいたかった」 　他人の目を極度に恐れ、社交不安障害（対人恐怖症）と診断された少女・凛は、…

人の言葉が話せるようになった猫と17歳の優しい少女が織り成す幕末日常ファンタジー

固有スキル「方向音痴」を持つハルトは、当然だが道に迷いやすい。 それだけならまだしも、周りにいる人々も巻き込んで途方もなく迷ってしまう。 そのため、所属していたギルドから追放され…

大学二年生の小野道理子は、コスプレイヤー「リコリス」として、インカレサークル専属のモデルをしている。 学内での撮影中、校舎から向けられた視線に気付く。そこにいたのは変人で有名な同…

勝手な言い草ばかりを書いていますが、それでも、ふと思い出してもらったり、後で読み返されたりするようなものが書けたらいいな～って思っています（遠い目）

あの日、世界はぜんぶを壊されて––––白紙に返された。 あるものは炎が降ったと言い、あるものは氷が侵蝕したと言う。 地を揺るがす振動がすべてを砕いたのだとも、天を衝くほど高い波…

せっかくできた初めての彼女に弄ばれ、裏切られ、身も心もすり減ったオタクの遥。そんな彼に手を差し伸べたのはかつて彼が見限って関係をたったはずの先輩で……？ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊…

田舎を持つ千夏と東京が田舎の貴哉 都会で戸惑い悩む千夏に、東京生まれの貴哉はいつも厳しい そんな時に優しさに触れた千夏は……

[縦組み推奨] 突然松風 秋穂の元に、高校時代の教師、長谷川 徹から封筒に入った長文の手紙が届く。そしてその中に入っていたのは消えた自身の記憶。 今はもう亡き彼女の友人、境 苑子…

140字から400字程度のSSたち。いろんな雰囲気やジャンルのものがありますので、お好きところからお好きなものをどうぞ。

　誰もが認める優等生で尊敬されて止まない委員長、岡本愛生の悩める日常を彩るのは実在する小説たちだった―――― あなたの人生を彩る一冊が見つかるかも知れない おやすみ前に軽く読め…

初投稿です あらすじは色の見えない双葉が同じ名前の少女、琥珀双葉と同じクラスになり、美術部へと誘われてだんだん色が広がっていく といった感じです あらすじ下手くそで申し訳ない…

　砂糖のような甘さも、身を焦がす熱さもないけれど。けれど、確かな青春のひと時がここにある。 　ある暴力事件から他人と関わることをやめた少年・紫村玲央と、写真家をめざす少女・…

烏は林檎を食べるべきか食べないべきかの葛藤に迫られる。 「小説家になろう」でも投稿した作品です。 暇なときに読んでいただければ幸いです

　ある所に宿屋があった。屋号は「縁」と刻まれていた。紅葉の頃は食事処としても解放している。 　粋な女将さんが切り盛りしている宿屋だ。