「時代劇 刀」を含む小説

　ロクソルの森にて、冒険者が斬殺された。相手はゴブリン。彼が使うは、野太刀自顕流。ゴブリンにとって最高位の称号である『サツマ』を冠する恐るべき難敵である。 　だが、冒険者ギルド…

ある事情から、ヤクザに追われていた男ヘイスケ。彼が偶然助けを求めたのはなんと、盲目の女侍カスミ。 彼女は愛刀に名前をつけてしかもブツブツと話しかける、側から見たらヤバい女。 しか…

　平均以下のルックスと呼ばれ、モテたいが故に剣の腕を磨いて冒険者、あるいは傭兵と呼ばれる稼業を選んでどうにか生き延びてきはしたが、やっぱりモテないフィンク・コークス。大陸から島国…

この世とは少し違う世界。少し離れた時間。 場所は、やまと大陸。そこにある「ひのもとノ国」。物の怪、あやかし、魑魅魍魎が乱舞する国。 天涯孤独の身を剣豪に拾われ、剣術を身につけた若…

　──時は戦国、腕に覚えのある屈強な侍が群雄割拠する時代。 『人斬り夜叉桜』と呼ばれた神出鬼没の辻斬りがいた。 　その剣客は闇夜に隠れ、神速の如き殺人剣で人々を惨殺する。その…

名誉か、約束か——。 源平の世に生きた武士・荒木定景は、戦場で親友との約束を選び、その子を守るため戦線を離脱した。 しかしその戦には、寺院の野望と狂気の剣士が潜んでいた。 妖刀を…

盲目の男『石』は、《つる》という女性と二人で旅を続けている。 旅の途中で出会った女性《よし》と娘の《たえ》の親子。 二人と懇意になり、町に留まることにした二人。 その町は、尾…

謎の剣客、真壁源内。 妖刀を引っ提げ、日の本を放浪するその男は、その身に背負った業故か、血煙吹き荒ぶ闘争の渦中へと巻き込まれていくこととなる…！ 他サイトへの投稿もしてい…

熊のような大きな体、いかつい顔、そして不器用で、すぐ何かを壊して周囲に迷惑をかける。その腰には刀は無く、ただ黒い鞘だけがあった。 幼いおネギと共に旅する鴨兵衛は、ゆく先々で何か…

【主なあらすじ】 時は令和。この物語のヒロインである寺島京香は、憧れの幕末志士たちの足跡を巡る為、京都へと向かう。そこで、沖田慎一郎と、土方明仁と出逢い、東京から出稽古に来て…

時は江戸の世。 火付け盗賊改方の副頭、”鬼の重兵衛”こと齋藤重兵衛影竜（さいとうじゅうべえかげたつ）と居合の達人で"風切りの奏太郎"こと小川奏太朗光仲（おがわそうたろうみつなか）…

明治６年。文明開化の渦の中、世の変化に乗り遅れた剣士たちがいた。彼らの最後の戦いは、悲しくも美しい。

彼は仕えていた主君を追い、腹を切った。 殉死を許される名誉を手に入れたのだから、悔いはない。 悔いは無かったが……強い未練は残った。 『義父の様に天下にその名を轟かせたい』と、心…

戦国時代を生きた侍 山野 甲士郎《ヤマノ・カシロウ》はある合戦で命を落とすが転生した。 転生先は異世界、魔王国。 魔王に忠誠を誓う彼は順調に出世を果たすも、幼い我が子が不思議な…

町人文化が花開いた江戸、文化年間を舞台に、剣客がしのぎを削って対決する剣劇小説です。 東海道五十三次の難所の一つ、権太坂の茶店で、一杯の蕎麦代が払えず腹を切ろうとする明五郎を助け…

秀吉秘蔵の刀蔵に忍者が忍び入り、討たれる。 その手には名刀『一期一振』――その偽物。ふたつとない名刀を再現し、すり替えようと画策した者は誰か。また、その狙いは。 隠密、柳生宗章は…

正一が剣を取って長い月日が経った。 手は刀だこで一杯になり、細かった体も搾り尽くされたように肉が締まっていた。 今では、師である老年にだって稽古で息を呑ませることも少なくはない。…

■あらすじ 廃刀令や秩禄処分が布告される明治初期、熊本で起きた神風連の乱に参加した一人の侍がいた。 仲間たちとともに熊本城に突入し、陸軍の兵士たちを斬って回るが、夜が明ける頃にな…

どこから読んでも楽しめる！　ジャンルごった煮(青春・奇譚やや多め)掌編小説集。 公募情報誌『公募ガイド』月刊誌時代の名物小説公募コーナー、阿刀田高の「TO-BE小説工房」 第3…

13歳の孤児の少年、菊市（きくち）光夜（こうや）はある日、男装をした十代半ばの少女と出会う。 彼女の名前は桜井花月、16歳。旗本の娘だった。 花月は四人の牢人を一瞬で倒してしまっ…