概要
倭刀術使いのリザードマンVS野太刀自顕流のゴブリン
ロクソルの森にて、冒険者が斬殺された。相手はゴブリン。彼が使うは、野太刀自顕流。ゴブリンにとって最高位の称号である『サツマ』を冠する恐るべき難敵である。
だが、冒険者ギルドで冒険者になったばかりのリザードマン、ガラ・ラ・レッドフォートは「私に任せろ」と受付嬢に言った。彼が振るうは、あまりに奇妙な形で生み出された剣術――倭刀術。
そしてこれが、彼の伝説「竜斬りの蜥蜴人」の始まりであった。いわゆる転生者はもう訪れることがなくなったけど、彼らが残したものはこちらの世界に深く刻み込まれている。
魔術とモンスターが存在する世界にて、異世界からもたらされた剣術は猛烈な化学反応を起こした。
野太刀自顕流を使うゴブリンがいて、倭刀術を使うリザードマンがいる。誰も彼もが、剣術にその身を溺れさ
だが、冒険者ギルドで冒険者になったばかりのリザードマン、ガラ・ラ・レッドフォートは「私に任せろ」と受付嬢に言った。彼が振るうは、あまりに奇妙な形で生み出された剣術――倭刀術。
そしてこれが、彼の伝説「竜斬りの蜥蜴人」の始まりであった。いわゆる転生者はもう訪れることがなくなったけど、彼らが残したものはこちらの世界に深く刻み込まれている。
魔術とモンスターが存在する世界にて、異世界からもたらされた剣術は猛烈な化学反応を起こした。
野太刀自顕流を使うゴブリンがいて、倭刀術を使うリザードマンがいる。誰も彼もが、剣術にその身を溺れさ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!手に汗握る、武に身を捧げた"ひとでなし"どもの果たし合い
個人的所感ですが、2020年代のバトル小説の最高峰の一つではないでしょうか。
まず、最初の8文だけでも読んで頂きたい。字数にしてわずか226字。
読んで心が踊ったのならば、是非とも続きも。
ここに語られるのは武のみを生のよすがとした猛者たちの、ひりつくような"命"の果たし合い。
文章は分かりやすく、読みやすく。
それでいて最大のお楽しみの戦闘は、強者の気迫が胸に差し迫る圧巻の情景。
するりと頭に入ってくる剣の術理、そして壮絶でもあり、あっけなくもある武人の来し方逝く末の涼やかですらある描写がたまりません。
楽しみはそれだけではなく、少しずつ明かされていく世界観の詳細や、何より地に轟く…続きを読む