ラノベ王道展開でありながら作中に散りばめられた含蓄が素晴らしい。蜘蛛の糸の解釈は脱帽モノ。借り物でもなく勢いだけでもない練れた思想が根底に見える良作品だと思う。
最初、主人公の口調が主人公として受け入れづらかったですが、それを乗り越えて読めばほんと面白いかったです。口調を変えればもっとみんなに受け入れやすかったかとも思いますが、それはそれでとても印象深く、他作と差別化してくれるものと信じてます。
最新作が目に留まり、読んでみたところ、文章力、ストーリー共に面白かったので本作も読んでみました。どちらも素晴らしい作品なのでぜひ読んでみてほしいです。更新がいいところで止まっているので可能であれば再開してほしいとの願いを込めてレビューを書かせていただきました。応援しております。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(179文字)