「働くヒト小説コンテスト」を含む小説

※発売中の「ドルフィン・デイズ！」（角川文庫）は、この作品を加筆修正したものです。大賞をとった時点の状態をほぼ維持してあります。 書籍版の方が、一文一文を推敲しておりますので、…

2018年4月25日発売 カクヨム「働くヒト」小説コンテスト《大賞》受賞作 書籍詳細： https://kakuyomu.jp/publication/entry/2018042…

小売会社に勤める 丸井倫太郎 は入社して５年間営業一筋で働いてきたが、とある会議で上司を激怒させてしまう。 会社に失望し退職しようとする 丸井 を止めたのは、労働組合の委員長であ…

「今年の春から関西の大学に移ることになった。なのでこの大学の研究室は解散になる」 研究室のグループリーダーである猪俣准教授からの突然の異動報告。准教授は実は定年制のポジションでは…

【『働くヒト』小説コンテスト　参加作品】 自分の働く理由を探す高橋。 10代で介護の仕事に就いた甲田。 過去にとらわれ続ける後藤。 身近な人になかなか理解してもらえない大木。 …

不幸な出来事が重なり辛い幼少期を過ごした「桜木 麻耶（さくらぎ まや）」――「どうして麻耶だけが不幸なの？」。いつも彼女はそんな思いを巡らし、ささやかな幸せを求め続けた。 辛い…

明四津日乃出は自宅警備員である。 この職に就いたのは８年以上前。今年３１歳になる日乃出の自宅警備員としての腕前は、既にベテランと呼べる域に達していた。 築７０年を超える自宅には…

【黒猫屋さん自主企画「短い」働くヒトコンテスト参加作品（中編）です】 かつてはS県の「ドル箱」と呼ばれ、多くの観光客が押し寄せては金を落として（使って）いった磨臼半島。 観光地…

　ホームセンターの全国チェーン、モチダホーム一関店がオープンして二〇日が経つ。 　照明売場の部門長に配属された青年・戸田は多忙な日々を送っていた。 　彼と被災地を結ぶキッカケは、…

大学受験を控えた高３の女子。個人指導塾の数学の講師である大学２年の青年。 先生と生徒としての純粋な関わりが、ある日突然形を変える。 それぞれの立場と向き合いながら、それぞれの道…

自主企画「【裏開催】短い「働くヒト」小説コンテスト」作品です 本当にこんな書店があるのかどうかは知りません あったらいいな、みたいな 気が向いたら続きを書くかもしれません こ…

　私は医療事務員である。名乗る程の者ではない。というより、名乗る余裕がない。なぜなら、医療事務の仕事は……。 ※ 　とある県の、とある病院での業務を参考にしております。他…

※角川文庫『働くヒト小説コンテスト』および富士見書房『富士見ノベル大賞』の途中選考まで進んだ作品を全面改稿したものです。 ＊ ボクは保健室の湯島泪（ゆしまルイ）先生が好きだ。…

奄美大島で古くから生産されてきた「大島紬」は、半年から一年という長い時間を経て、ようやく一反の反物になる。 島に伝わる伝統の技術を受け継ぐ者と、現代のモノがあふれた社会の狭間。 …