よくある高校-school-の相談業務-counseling-

作者 織田崇滉

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★★★ Excellent!!!

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ピアニッシモからフォルテッシモへ。
徐々にストーリーが盛り上がっていく、まるで、交響曲のような作品です。

作品の底に流れ続けるのはユングの世界。
恋慕や憎悪などの感情が様々な事件を呼び起こし、義足の主人公が分析的な心理学に基づきながら、人の心を解明していきます。

ドロドロした事件も、不思議なことに、心理学の力にかかれば、ある種の「清潔さ」を帯びてきます。
これは、非常に新鮮な味わいです。

一方で、徐々に深まっていくミステリーは、一気に読み切らせるほどの魅力に満ちています。
複雑に仕組まれたトリックに潜む、人間の真実。
リアリティに引きつけられます。

ここは世の中の駆け込み寺。
社会の表舞台に出ることをためらった魂が入り込む、もう1つの舞台が読者の心を捉えて離しません。




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★★★ Excellent!!!

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カクヨムミステリー屈指の人気作『よくある兄妹-ふたご-の思考実験-thought experiment-』の姉妹作品です。(『よくある双子~』を読んでいなくても楽しめると思います)
読んでいるだけでビジュアルが浮かんでくるような個性的で、よく練られたキャラたち。双子の姉妹や沁はもちろん、犯人や被害者、周りの登場人物まで皆キャラがたっていて面白いです。特にノッポとヒラメがキャラがたっていて好きです。心理学やスクールカウンセラー、大学内の権力争い。沢山のことを調べたと思うのですが、全く説明くさくなく上手くそれを生かして作品の中に溶け込ませているのが凄い。サクサク気軽に楽しんで読め、謎解きがあり各話の読後感もよい、エンタメ作品として完成度の高い作品。是非ドラマ化してほしい!これを機にもう一度『よくある双子~』も読み返してみようかな。

★★★ Excellent!!!

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湯島兄妹の数年後! これを見て興奮しない訳がありません。
お兄ちゃんは洞察力と精神分析に磨きが掛かり、妹さんは相変わらず兄にべったり(褒め言葉)
連日転がり込んでくる悩み相談や奇妙な話を聞いただけで、仮説とは言え大体見抜いてしまう泪くんが流石です!! そして昔ながらの口癖である「あるある」が今でも残っていた事が個人的には嬉しい限りです(笑)
この双子の前には誰も隠し通せない!!

★★★ Excellent!!!

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カクヨムミステリージャンルの雄、湯島兄妹シリーズの新作です。
前作では高校生だった二人が、今度は大人、スクールカウンセラーと養護教諭として再び事件に立ち向かいます。

そして今回のストーリーは兄妹ではなく、とある生徒の視点で描かれます。
前作との絡みもありますが、前作を読んでいる人がくすっと笑える程度に収まっており、読まずとも楽しめる独立した作りになっています。

よくまとまっていて、読みやすく、何より面白い。必読です!

★★★ Excellent!!!

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第一幕まで読みました。
相変わらず文体も軽やかで読みやすく、裏付けされたトリックにも目を見張ります。
同作者様の『よくある兄妹-ふたご-の思考実験-thought experiment-』の外伝的立ち位置ではありますが、未読でもなんら問題なくお読みいただけると思います。上記作品のファンの方なら尚更に楽しめる内容です。

大人になった涙と泪、養護教諭とスクール・カウンセラーとなった二人に舞い込む「よくある事件」。
この二人の物語が「真実」なのか「あの子の妄想」なのか。
そういったことも併せて楽しめる、カクヨムミステリーの一柱、ぜひあなたも!

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★★★ Excellent!!!

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第1幕読了。
まぁ大きくなっても大して変わってないですねw本作は『よくある兄妹の思考実験』のスピンオフ作品の続編という扱いになるのかな? とはいえ前作を見ていなくても入れる内容となっているので読みやすいミステリーとなってます。もちろん『よくある兄妹の思考実験』も見ているといいでしょう。

個人的にはあの時より何年か先の未来のお話なので、織田さんのこの作品と拙作をコラボさせていただいたこともあり、自分の「あのキャラ」がどうなってるのか? 少し思いを馳せながら楽しませていただきました。

・・・いや、本当にどうなったんでしょうねぇ(にっこり

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★★★ Excellent!!!

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本作を拝読して私が何より驚いたのは、
「事件が次々と解決されていく!!??」
ということ。
え?私が何を言っているのか分からない?当然の事だろって?
でしたら、本作の作者様がミステリーの新しい形に挑戦なさったスピンオフ元の作品『よくある兄妹の思考実験』をお読みになることをお勧めします。

当時高校生だった“妹”は、今はみんなのオアシス保健室の養護教諭。
落ち着きが出てきちんと生徒の心の拠り所になっているなぁと感心したのも束の間で、やはり暴走がちな性格は健在。
その溺愛対象の“兄”も、明晰な頭脳と論理を巧みに操る弁舌、そして何よりあのクセになる口グセ「あるある」は健在で、およそスクールカウンセラーらしからぬ大胆な押し引きで相談者を幻惑しつつ「心に抱えた謎の真相究明」という独特の手法で業務を遂行していきます。

主格主人公を務める新キャラはこの兄妹の務める学校に生徒として通う“彼”。
事件に関わる者たちは何らかの「心的複合」を象徴する存在として大胆にデフォルメされており、進行のテンポの良さは前作同様。スルスルと読み進められます。
カウンセリングの職務の詳細や競合職種など、しっかりした調査に基づいて舞台環境に特有の事象を取り上げることで強く読者の興味を引く手腕も見事です。

スピンオフ元で多用される「普遍的無意識トリック・共時性トリック」が封印され、終盤において爽快なアクション要素も取り入れた本作は、よりエンターテイメント性の高まった万人におススメできる作品です。

★★★ Excellent!!!

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『よくある兄妹-ふたご-の思考実験-thought experiment-』は読んでいませんが、「本作単体でお楽しみいただけます。」と書いてあったので読んでみました。

泪先生は個性的なのと、主人公が好意的な目でみているのすぐに溶けこみました。
涙先生のことは、主人公もよく知らない人物だったので、一緒に観察をしているような感じで、本当に前作を知らなくても楽しめます。

物語の流れも起承転結にまとめられ、とても読みやすかったのですが涙先生の義足が気になりました。
でも、物語は進んでいき、こういう設定なのかと思ていたら、第四幕でまた義足の話が!
気になった所だったので、これには「おぉ」と嬉しくなりました。

第一幕から第四幕までそれぞれの話がありますが、全体的にみると主人公の心が起承転結にまとめてあり、終幕への流れが見事でした。

ミステリーは敷居が高いと思っていましたが、この物語は初心者にとてもやさしい。
だが、「きっとこうなる」と予想させておいて、ひっくり返されることが必ず起こります。
ぜひ読んで確かめてください。

★★★ Excellent!!!

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既に書かれているレビュー見てたら前作の『よくある兄妹の思考実験』を読んでらっしゃる人が多いので、前作読まな楽しめへんのとちゃうん?と思ってしまわれる方も割といるんじゃないかと思います。

大丈夫です。
その辺りは全く問題なかったです。
というのも、私もブラコンの双子がいるくらいの前知識しか持っていなかったのですが、読んでみると双子の絡みはともかくとして、主人公の沁君目線でストーリーを楽しめます。
沁君目線の涙先生はなんか掴めないけど凄い人!みたいな感じで、涙先生が推理するのをついつい沁君と一緒に見守ってしまいます。

ちなみに、ミステリーというと私は身構えて読んじゃうタイプなんですが、この作品は沁君の憧れの泪先生とのゆるーいやりとりか始まるので、序盤で油断させられます。
そして気が付いたら涙先生による推理ものへと話が深化していくので、織田マジック凄いですね。
こんなん最後まで読まないと気が済まないじゃないですか。

トリックも複雑であるものの比較的分かりやすいのかなという印象なので、あまり難しいことを考えずにするする一気に読めてしまいます。
何だろうこの技巧……とにかく鮮やかです。

ミステリーあまり読まない人も前作知らない人も楽しめる作品だと思うので、是非お試し下さい。

★★★ Excellent!!!

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本作はよくある兄妹の思考実験の続編とも言える作品です。前作の主人公である兄の涙と妹の泪が高校のスクールカウンセラーや保健室の先生となった数年後が舞台です。
今回はゲスト的立ち位置でありながらもしっかりとその存在感を放つ湯島兄妹。うん、全然丸くなってない。むしろ悪化してます。(褒言葉) 外見上は素敵な大人になった二人ですが、兄は相変わらず思考実験好きで、妹はお兄ちゃん一筋。
やや変わった点と言えば思考実験そのものが事件の真相を解き明かし、直接的解決に結びつけているといった点でしょうか。
登場人物の喜劇的配役と演出が死人が出ているのに軽い調子でさらりと事件が閉幕する辺り、物語としての読みやすさに重点を置いていそうです。基礎的な心理学を用いてキャラの動機などに繋げている形式で事件の真相こそ人間の深層にあるものとし、心理学でそれらが全て分かってしまうという事を前提に構築されたミステリーです。
カウンセラー的立ち位置から言うと、本来なら心理学とはその人を深く知る為の足掛かりとして存在し、対話の中で患者と向き合って行くのが基本となり、初見の患者相手に思考や趣向、性格がぴたりと一致したり、心理学用語ペラペラと並べ立てたりする精神科医は居ないと思われる辺り、この兄、妹の特殊性が伺えます。
うん、というか総じてこの物語の登場人物はコミカルさを優先させた結果、変態しかいねぇ!と叫びたくなる事必須。私が読了した時点で(五万文字)主人公役の沁が作中唯一のオアシスと感じるほどに。一つ一つの事件をコンパクトに纏めた読みやすさはミステリー作品群の中でも群を抜いているものと思われます。この機会に本家の「よくある兄妹の思考実験」を読まれては如何でしょうか。こちらは事件の多様性の悍ましさをより考えさせられる作品となっております。(私もまだ全て読破した訳では無いですが)
パンツ要素は減りましたが、そ…続きを読む

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★★★ Excellent!!!

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高校生に悩みはつきもの。大きかったり小さかったりするけれど、恋だったり家族だったり、毎日何かしら悩んでいる。
そんな疲れた心を癒してくれるのは、可憐な保健室の先生と知性派スクールカウンセラー!


――舞台はとある進学校。とある生徒が、保健室の泪先生に惹かれたところから、物語は始まります。
語り口はライトでポップ。するすると読み進められるのでは。
悩みの真相は、ちょっとヘビーで血みどろだったりするけどね! 人間ってコワイワーと思っちゃうけどね!

一癖も二癖もある登場人物たちが繰り広げる心理戦がこの物語の醍醐味。
織田様が書かれている別作品の外伝ですが、舞台と時間が異なりますので、単体で十分楽しめますよ。
スクールカウンセラーという馴染みが薄い職業について知ることができる機会でもあります。
本編ご存じなくても、是非、読んでみてくださいませ。

それで、湯島兄妹とアンチミステリの魅力に心惹かれたのら。ライトでポップで変態的な本編をご覧になってきてくださいませ。
一緒に、涙お兄ちゃんの魅力について語り合おうではないですか!!

★★★ Excellent!!!

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第一幕読了。大変楽しく読みました。麻耶雄嵩氏的な畸形さと、
西尾維新氏的な叙述トリック。ミスリード。コンプレックスの三重奏。
あるある――と、某カウンセラーのくちぐせのように言いたい気持ちはあまりなく、既視感よりも新しさを感じました。ダブルではなくトリプル。トリプルダウン勘繰郎のノベライズを執筆していただきたいとすら思ってしまいました。これはあるある。
主人公の反転までは、見通せませんでした。あるある。

★★★ Excellent!!!

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先入観と描写によって、誘導されていく。そして――心理学用語の表裏を活かしたどんでん返しに「ひょぇええ!!?」となる。
前作と違い、他者視点が癖になるのもある。一歩引いているからこそ、読み手がスクロールさせるきっかけを作っていく。
この兄妹からは目が離せない……!


ここから先は純粋な私の感想でございます。最新話まで拝読し、鼻息を荒げてレビューしております。

外伝と仰っておりますが……んなことはない、当作品から読んでも楽しめます。先にどんな作品かを知る手立てにもなります! 

何と言っても、兄の口癖と妹の最強最高なブラコンは十年の時を経ても変わらないどころか増すばかり。だからこそ、トリックというトラップに流されないようにしなければ……! と思っていましたが、まんまと先入観と描写にやられました。

純粋に楽しみつつ、唸りたい。いやいや、そんなよりも妹の可愛さやおにいちゃぁぁああん!! になりたいんだよッ! な方、織田マジックってどんなん? な方、ここにありますよ?


二月五日、完結なさっていたので読了。
主人公、沁視点の為に涙先生の裏切られた気持ちをさらっとしか描写なさっていませんが、そこに読者が思い描く余地があるのがこの作者さまの力量だと推測致します。私だと過多に描きこんでしまい、せっかくの沁視点の醍醐味を潰してしまいかねません。
軽快に進みながらも、様々な人間模様が展開しており、この作品単体でしか味わえないものがあります。「え? もう完結? 続きは?」となる、この最終トリックは前作へと手をのばしていまいかねません。

さて、余韻を堪能してから私は前作含めて再読しに戻ろうと思います。

★★★ Excellent!!!

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 心に強いストレスを抱えて保健室通いしている高校生、沁(しみる)。
 沁の目的は別のところ、保険医に会うことだった――――。

 前作『よくある兄妹-ふたご-の思考実験-thought experiment-》の湯島兄妹も成人し、それぞれ別の道に。
 と、思いきや全く変わっていない距離感。
 兄の涙は沁のカウンセリングをしつつも、話は全く別の方向に。
 心理学の元型(アーキタイプ)を引き合いに出しつつ、解説していく部分は読者にも読みやすく、かつラブコメテイストも満載。
 ミステリのジャンルなど造詣に詳しい作者さんが放つ最新作。

 次に展開される心理実験はどんなものになるのか、楽しみです。
 (沁クンは語り部としてレギュラー入りするのかしら……(-_-).。o○0〇
 

★★★ Excellent!!!

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 あのお兄ちゃんがCV石田っぽい強キャラになっていたりとか、あの妹がCV小見川千明っぽい強キャラになっていたりとか、前作を知っている人間としてはもうたまらん!って感じの一本でした。
 これならもっと早く読んでおけばよかったぜ……
 ミステリーとしてもシンプルに見せかけて最後にムムッと唸らされる仕掛けがあり、なお良い感じなので是非ともチェックしてもらいたい感じですね!
 カクヨムでもトップクラスのキャラミス! ぜひ味わってくださいね!

★★★ Excellent!!!

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面白かったです。
若い人向けの作品なのですが、もちろん私も楽しめました。起承転結がはっきりしていてとにかく読みやすく、多くの人に愛読される作品となると思っています。そして明快で個性的なキャラクターが織りなす物語と、ちょっと王道を外したホラー的な要素もこの作品を際立たせています。

涙サンの意外な一面が見られるのも今作の驚きの一つです。まさか彼がこんな能力を発揮するとは……!

それと個人的に大ヒットキャラクターが登場しました! ヤッター!!

★★★ Excellent!!!

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まず前作からの思い切った時間経過が個人的にツボです。「うーん、こういう続編の切り口にするのかあ」と。そしてカウンセラーと生徒っていう自然な構図も大好きです。最後にはきっちりどんでん返し?してくれますし「読了まで気の抜けないミステリー」って感じは、前作に引き続き健在です。いやー、とっても面白かったです(^^)

★★★ Excellent!!!

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 言葉の上で提示される事実の中。
 さりげなく差し込まれる伏線は、実は複線でもあり、ともすればミスリードを促されそうになりながらも、物語の結末へと導いてくれる。

 事件の影に沈む心に光を灯すのは、よくあるスクールカウンセラー。

 発端である歪な三角関係も、それぞれのベクトルが重なりあうだけで、決してイコールで結ばれた相互理解ではなかった。

 好意とは、己の理想を相手に投影するだけの行為なのか?

 だとしたら、この世界の理解とは、そして真実とは、遠く手の届かない、何と儚いものであるのだろう。

 否。
 この物語は引っ繰り返してくれる。
 ボク達の積み重ねた年月だけの理解だから辿り着くことが出来る、ボクだからこそ解き明かせるのだと。
 その真実は、切なく、哀しく、沁みわたる。
 しかし、光失われようとも、若者は暗闇を前にしても顔を上げる。『心って、複雑だな』――そのひと言と共に。

 表面だけをなぞれば、キャラクター性の光るシンプルで安定したミステリー作品でしょう。
 読むだけなら、それでいい。
 しかし、私も素人ながら物書きの端くれ。
 この作品の構造を訴えたい。

 巨匠が何度も塗り重ねた油絵も目にすれば一瞬。
 三ツ星のパティシエが腕を振るった洋菓子も口にすれば一瞬。
 我々書き手が苦心の末の作品も、レトリックの一瞬。

 レリックなトリックを重ね、心と言葉を砕いて工夫を重ね重ねて、幾層にも織り込まれた構造上の完成度を、果たして目にしたどれだけの方が理解出来るのか、と。
 言わせてもらえば、これでさえ、誤解の産物かもしれないのである。

 だからこそ、これぞミステリーと締めくくらせて頂きたい。

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★★★ Excellent!!!

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保健室の先生が美女というのは、もはやライトノベルにおいての常識であり、逸脱の許されないテンプレであります。よって外伝作品で、あの湯島泪を保健室の先生にしたのはある意味必然なのかな、と。

さて、ミステリーとしての出来ですが、資料にしっかりと目を通した形跡も散見されていまして、作り込んできたなという印象。著者様自らが太鼓判を押しているだけあって、グッジョブです。
 ミステリーというジャンルということもあり、あまり詳しいことは書けないのですが、知識欲も程よく満たしてくれて読み応えのある内容となっております。

湯島兄妹のファンはもちろんのこと、骨太なキャラミスを御所望な方にもおすすめな本作。皆さまも本作を読んで、有意義な時間を過ごしてみませんか(⌒∇⌒)

さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

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不思議なボクが語り手の今回の物語は、よくある…高校!

泪ちゃんが保健室のカウンセラーとなり、悩み多き学生の心を診断します。10年後も可愛さは、相変わらず♪
涙お兄ちゃんを慕って、羽目を外しそうになるところも読んでのお楽しみですよ。

こちらのミステリ、セリフは面白く楽しい! 
そして、地の文章の深い心理分析や、専門性の高い描写のギャップにすごく魅力を感じます。

涙お兄ちゃん、あ、今回は、涙先生!
博識でクールで、かっこいい。。しかも、アクションも!?
ズルいです、完璧じゃないですか♡

★★★ Excellent!!!

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多感な高校生たちを、ある事件を起点として描かれた物語。
今作は高校生を主役に置いてありますが、あの兄妹がわたしたちの前に帰ってきてくれたのです。それも一人前の成人となって、です。
ミステリーである以上、仕掛けは勿論しっかりとあります。が、今作ではトリッキーな謎解きよりも、人の持つ内面や心理の解明に重点が置かれています。したがって、単なるパズルの解説書を読むような味気なさではなく、物語としての醍醐味を充分味わえます。
読み易いから軽いお話、なのではなく、濃度のある内容をいかにして読み手のストレスなしに読ませるか、という手練手管を持った作家だからこそなしえる技ですね。
最後のパーツがカッチリはまる、謎解きの手応えも好きですが、今作のような見えない部分を描き出す物語、あるようでなかなか無いですよ。

★★★ Excellent!!!

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『よくある兄妹-ふたご-の思考実験-thought experiment-』の外伝的な作品。
……と言ってしまうのは非常に勿体無い!

単体でも勿論楽しめます。が。
よくある兄妹を読んでいると、もっともっと楽しくて仕方ない!

あの二人が脇役って、主役をくってしまうのではないかとドキドキしたのですが、それは杞憂でした。
くっそ、いいキャラしてやがる……。

あんまりここで詳しく言えないんですけれども、すごく好きなタイプの謎だったので大変楽しめました。
「今回は真相が解ったぜ!」とガッツポーズ仕掛けたのも束の間、相変わらず巧みに騙されました。
ここまで来ると騙されるのがもはや快感です(笑)

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★★★ Excellent!!!

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本作自体は外伝という立ち位置ながら、本作のみでも十分楽しめる一作になっています。それどころか、本作のみしか知らない方しか楽しめない見方、本作も本編も知っている方だからこそ楽しめる見方。両方が揃った素晴らしい構成となっており、ぜひ多くの方に読んで欲しい一作です。

私は本編も読了済みでしたので、特に本編の主役である二人の成長と変化に終始微笑ましい気持ちで楽しめました。

人は時と共に変わる部分、変わらない部分。そのどちらもが存在しているという当たり前の部分を、丁寧に、かつわかりやすく表現しており、どこかノスタルジックな気持ちにもなってしまいました。

この一遍に限らず、ぜひまた機会があれば外伝展開を見てみたいと思わせる一作でした。もし本編未読の方がおりましたら、ぜひぜひ、本編の方も目を通されることをお勧めします。また違った楽しみ方を本作はきっと提供してくれることでしょう!

★★★ Excellent!!!

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これだけ短い作品であるにもかかわらず、読み終えた瞬間に太い溜息をつきました。
感動なのか、感心なのか、その原因はまったくわかりません。
ただ、読み終えた瞬間、また朝まで読んでしまったかと時計を確認したところほとんど時間が経過していないことに驚きました。
活字とは、こんな使い方もあるのだなと初めて知った作品となりました……。
しかも深い内容なのに、非常に読みやすく工夫された表現。
是非とも皆様に読んでいただきたい作品です。

読み終えてから外伝と知りましたので、本編も拝見いたします。

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