「SF 日常」を含む小説

　少し先の未来。科学は専門化し、人々の生活は素朴な過去の形式へと戻り始めていた時代。 　大学で僕が出会ったのは、小さくて華奢なクラスメート。彼女は自分の過去、そして大洪水で沈んだ…

七夕の日、二人の旅の終着点には、どこまでも伸びる壮大な天の川を背景に、まるで羽衣伝説のように幻想的な5次元の世界と、胸を打つ感動の瞬間が待っていた。 ・・・・・・・・・・・・・ …

今日から一人暮らしを始める……はずだった。 男嫌いのあたしを出迎えてくれたのは座敷童を名乗る青年！ 見目麗しいとはいえ、男との新居生活に不安を覚えるあたしだったが……？ イ…

先日地下鉄で、こんな感じで老夫婦に席を譲りました せっかく座れたのに、すぐ席を譲ってしまった男性（私のことだ）を隣の女性はどう思ったろう？　という自意識過剰な短篇を書いてみたの…

西川はある日突然10年後にタイムスリップさせられ、おまけに左腕がなくなっていた。 しかし変わっていた人間関係、10歳老けた自分の体、探偵への華麗な転職ーー 何よりも自分に娘が出来…

『雨が忌まれる時代。人類は雨に閉ざされた地上から逃げ、地下に楽園を造ろうとした。地下街の天井から滴る水は呪術的な意味を持ち、そこへ住む人間を恐怖へと陥れる……』 ハードSFの皮…

ぼくが街角で出会った女の子は、自分のことを魔法使いだと言ったんだ。 何年か前に書いて、別な場所で公開していたお話です。 当時は日常ファンタジーのつもりで書いたものですが、カクヨ…

　地球上から全ての動物がいなくなった。 　そんな日常の一コマ。

　文庫本の体裁で、見開きに収まるようなポケットサイズの物語ばかりを投稿しています。1400文字というのは、「見開き2ページ」のおおまかな最大文字数です。 　日常の中の気付きあ…

すこしふしぎな短編集。 一話、原稿用紙十枚以下の、みじかいお話の詰め合わせ。 ＳＦ？　ファンタジー？　もしくはただの、みじかい夢。

私が住んでいる街は少し変わっている気がする。 いや、他の街に住んだ事はないので明確には変わっていると言い切れないのだけれど、たぶん変わってるはずだ。 そんな街に住む私の日常…

タピオカは好きではないが、ナタデココは好きだ。 エッグベネディクトは好きではないが、両面を焼いた目玉焼きは好きだ。 似て非なるものでも好き嫌いが発生し、嫌いなものの方が世間でも…

神社で神隠しにあってしまったボク。全く同じ日常、同じクラスメート。だが、何かが違う。そう、この世界には、ホチキスがなかったのです！ホチキスは世界を救う！そう思ったボクの奮闘記です。

※小説家になろうにも掲載しています。 　人類が機械化された未来の地球。機械化された人々は自ら『ヒト』と呼び、かつての生身の人間たちのことを『旧人類（ビフォアマン）』、もしくは『…

獣の耳を持つ、少年少女の姿をした生物『キメラ』。 かつては忌み嫌われ、恐れられ、人間から迫害されていたキメラ達は、今ではすっかり『愛玩動物』として世界中の人々に愛されていた。 …

１エピソード１０００文字の短編ＳＦモノ。 人類に滅びの時が迫っている。 さまざまな宇宙からの脅威に晒された地球は、 既にその兆候があらわれているにもかかわらず気づいている者はほ…

夜空が好きな少年と、月から逃げてきたかぐや姫（？）。エナジースフィアという不思議な力を中心に二人は戦いの中へと身を投じていくことになる。

高度に区画整理された東京市。このご時世、能力が高く容姿も良いアンドロイド達が社会現象を巻き起こしていた。

［2016年6月13日　完結しました］ 平成も終わろうかというのに、昭和の名残を残す自宅で、高校２年生の高橋恭一はついに念願の一人部屋を手に入れた。そして、親友の弘介と２人で、…

「裸眼で他人の目を見ると、その相手は眠ってしまう」という少し不思議な力を持った少女、千明(ちぎら)なるこ。だが、ともすれば世の中を操ることもできてしまいそうなそんな力を持っている…