「箱庭」を含む小説

とりとめのない掌編です。

電脳世界に作られた『箱庭』。共に閉じ込められたパートナーと性交渉をして、子を孕むまで出る事が出来ない牢獄。 この物語は箱庭に閉じ込められた様々な男女二人組が、脱出に至るまでの過…

　山の中にぽつりと浮かんだ陸の孤島、椿丘女学院。純粋培養の淑女を排出する花の園、又の名を花の監獄。日の下で無垢な天使の笑顔を振りまく少女たちは、闇の中で残忍な悪魔に変わる。 　時…

天才で有名な父に比べて、無名で凡庸な娘。 それが私、オルティリア。 の、はずだった。 行方不明になった父を追いかけた末に、逆に見知らぬ世界へと落とされてしまう。 そこにいた…

どこかの地球で出会った、ヒトと”ヒトでないもの”の悲劇。 立場の違う二人の、切ない恋物語。 ヒトは何のために生まれて来たのか?　 ※前作「真夜中の食卓」と同じ世界観となります。…

とある小さな国で生まれた存在に、マークはただならぬ感情を抱く。 彼のために自分はどうあるべきか──どうすべきなのか。 葛藤を繰り返していく。

ある日クトゥルフ的事象にかかわってしまった少女、日和田。 気づいてしまったときにはもう遅い、彼女もまたこの町の不思議を知る一員となってしまっていたーーー そんな彼女と喫茶店Mez…

残忍と恐れられている魔人・ハディールに命を救われたロロは、彼に想いを寄せていた。触手樹に犯されそうになったことがきっかけでハディールと結ばれたロロだったが、神父にハディールとの仲…

【2020年8月に文芸社より出版、2021年11月重版しました】 “優しい看護師”を理想に掲げる男性看護師の加藤白夜(23)。 転職した先は「一条家」のお邸――その専属看護師にな…

夜だけ開店する花屋を営む来栖。その正体は、吸血鬼だった。 吸血鬼は生き血をすするため、人間からは受け入れてもらえない存在。正体を知られ町を追い出された来栖の傷付いた心を癒したのは…

人間がいて。 神がいた。 もしくは。 神がいて。 人間がいた。 それは大して重要なことではなくて、とても、重要なことだった。 箱庭に詰まった、真実っぽい、フィクション。…

恋人を救い出すために乗り込んだ先、彼女の変わり果てた姿に僕は。

新たな人類を生み出すため箱庭という籠の中で人体実験を繰り返してきた量子コンピューター、メトセラを破壊してから３年が過ぎ去った――。 開放された新人類たちは手を取り合い新たな社会を…

工業高等専門学校、通称『高専』の土木工学科に入学した晃、祐樹、春奈、新の学園生活に日常の謎を足してみました。 個人的な高専愛とミステリ愛だけで構成されています。 展開が少ないわり…

郵便配達業を営む少女、アーリィ・フェイ。相棒のアープは黒髪金瞳の超美形だが、どこかズレてる。それもそのはず、彼の正体は千年生きてる竜なのだ。二人が運ぶ手紙を巡る、剣も魔法も登場し…

人類が一度、死滅してしまった世界――。 数百年もの時が過ぎて自然環境がようやく生命の住める状態に戻った時、人の遺伝子が保管されていたある施設が稼働を始め、管理AIが遺伝子操作した…

箱庭。 それは、およそ二百年前から貴族の間で人気の美術品だった。 はじまりは、小さなガラスケースの中で植物を育てたり、そこに蝶などの小さな昆虫を加えたものだった。しかしその箱庭の…

Twitter企画「箱庭戦線」のキャラクターのお話です。 箱庭戦線とは。 魔法の国と科学の国が互いに憎しみ合う世界。 やがて憎しみは大きな戦争へ発展する。 そして、その戦争を監…