概要
すべてが無意味で、そこに、意味がある。
人間がいて。
神がいた。
もしくは。
神がいて。
人間がいた。
それは大して重要なことではなくて、とても、重要なことだった。
箱庭に詰まった、真実っぽい、フィクション。
もしくは、フィクションっぽい、真実。
主観と客観に埋もれた、なんてことのない、会話劇。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!万年筆の為に生まれた地球
「万年筆を作るために人間が生まれた」という一文がとても気に入りました。
まだまだ序盤ですが、どうにも話の主軸は「無意味であるものは無価値なのか」にありそうですね。
哲学的なテーマを、2話時点で「高校生の男女」、「軟派な神様と堅物な神様」という対象的な2人のキャラクターに語らせるという構成になっています。
物語としては、若干テンポが悪いように思えました。
堂々巡りになっているシーンや、「無意味か否か」「無意味なんだけど、何となく良いじゃん」という内容の会話が、形を変えて繰り返されるシーンなど。
哲学的なテーマの場合、どうしても退屈なシーンや間延びするシーン、引っくるめて動きのないシーン…続きを読む