「ファンタジーからホラー？」を含む小説

悲しみを癒やすために私は三度願った。

「妖精を瓶から逃がしてはいけないよ」 　 　幸福と不幸は等価値である……。 　裏市場に辿り着くと様々なものが売っている。 　それは人間の身体の一部だったり、瓶の破片だったり、使…

聖女アドラは黒いムチを持っている。 ムチは全ての罪人から罪悪感を拭い去るという。 ただし、相手は気付かぬままに、罪の記憶を彼女に垣間見られるのである。 罪に応じて、アドラが断…

雨が降る土曜日に慣れないホラー映画を鑑賞していたハイカラ少年「黒百合　玲亜」を突然の赤き雷鳴が襲い、その直後、突然テレビが発光して鑑賞していた映画の登場人物にして恐ろしきヴィラン…

昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。町へ越してきて二年目の余四郎は、林の奥…

よく夢に出てくる廃列車を現実で見つけ...

　★ゲーム化できるくらい王道の超ゲーム系小説！　デスゲーム×ホラー×ミステリー★ 　五年前に発売された賞金を懸けてバトルするデスゲーム『Ｘーエックス』がリアリティー版となって猛…

ジャンルは特定せず短編を公開していこうと思います。 なんとなくなんでもありな感じです。 短編集と正反対の長い長い話「黒のシャンタル」というファンタジーも書いています。 よろしけ…

思いついたワンシーンだけの読み切り短編。ちょこっとファンタジーとかホラーっぽいのもあるかも。 それぞれ単独で楽しめます。 お題.comからお題お借りしています。 性描写は念のた…

　輸入雑貨商とチベット出身の女性の間に生まれた山上咲耶の家には目玉と耳の妖が現れる。それを彼女は不快に思いながらも受け入れていた。 　夏休みの初日、父親が生れた村から祖父が亡く…

自分の部屋でいつものように過ごしていた千里。外から視線を感じ、窓を開けたらサルがいた！？このサルはいったい何？目的は？不思議な存在『予言ザル』と千里たちの関わりを描く短編ファンタ…

※短編版です。 深夜に黒電話のコール音が響く。いつまでも鳴りやまない電話。それが始まりの合図だった。巫女の一族である仙狐家の次女、玉藻は家を飛び出し自由な生活を送っていたが、それ…

大学の夏休み、私はキャバクラで働いた。 そこで席に着いた、あるお客さんが私に奇妙で奇怪な話をしてくれた。 それは現代の暗黒に満ちた残酷な幻想譚。

交通事故で両親と記憶を亡くした十は、叔父の葦原盈に引き取られる。 盈は家に巣食う怪異を専門とする霊能者で、幽霊を食べるという奇妙な技術を持っていた。 冬のある日、盈と十が訪れた…

高梁国の暗殺組織〈赤釵〉に属していた道士の夜静は、部下が自殺したことによって自分の在り方に疑問を抱き、〈赤釵〉から抜けようと決意する。脱退したことで身体は不自由になるが、余生は旅…

　「ここから、逃げ出さなきゃ！！」 『影歩み』 　現世に恨みを持ち生きてることが馬鹿らしくなったものが、ある特定の駅に早朝0時に着く電車を降りて改札に向かう所で月と電灯の明か…

　推定１２歳の少年は、森の中、女の子の遺体と一緒に発見される。少年はすべての記憶を失っていた。なぜ森の中にいたのか、どこから来たのか、家族がいるのか、女の子は誰なのかすらも。クラ…

命懸けのレースです、慎重に！ 運転初心者が高速道路の描写等々、思い出しながら書いています。そこ違うよって箇所があったら遠慮なく教えてください…

科学と魔法が同居する世界で機械が暴走。世界は滅亡した。 生き残った人々は暴走機械と魔物がひしめく危険地帯を”墓地”と呼び、そこに残された物資を回収する人を”盗墓屋”と呼んだ。 主…

　訳ありの少女・横川レイが夜の繁華街で出会ったのは、最近引っ越してきたばかりのクラスメイト・大御名累だった。「君が心配だ」と告げる累に、レイは反感を募らせる。 　累を避けながら学…