「鬼 時代」を含む小説

―――舞台は1980年代後期、日本。 　バブルがもたらす混沌の時代の中、連続殺人の犯人である主人公、淡島淡（あわしま あわい）は、ある人物を殺したことを契機に、突如現れた女――ジ…

女子大生の美鈴は、自動車教習所に通うも運転のセンスがなく、苦労の連続。教習所には、「絶対にこの人には当たりたくない」と思う鬼教官がいた。しかしある日、見事にその教官に当たってしま…

かつて、鬼と呼ばれた男がいた。 太平の世の中、誰にも知られぬ夜の影、鬼は一人で牙を剥く。やがて鬼は年老いて、今は歯牙ない渡世人。 鬼の影を追う者は、己が屍を曝すのみ。 惚れた女…

１９８２年から始まった悪夢のゲーム＜夢鬼＞。２０名と生徒たちが毎週、悪夢の世界に囚われていた。 ２０２０年。主人公タクマの両親が突如と謎の事件で亡くなってしまう。 突然の両親の死…

　現代より遥か昔、まだ時の光が葵御紋を差していた時代。日本は黒船来航の後、西洋渡来技術で発展していく。 　しかし、そんななか、妖怪、モノノケ、怪異、魑魅魍魎――。伝奇と笑う存在は…

『アイドル』――現代日本において、それは超能力を有した美少女の事を指す言葉となっていた。超能力保有者は日本だけで２万人を越え、世はまさに大アイドル時代。 そんな中、平凡な一アイ…

鬼民が浮民を理不尽に支配する鬼ノ国。 浮民の子どもたちとともに育てられた領主の娘、柊。 領主となった柊は、虐げられた浮民を救うため、国を変えようとする。 しかし、それに反発する…

俺の名は俵藤太(たわらのとうた)。史上最強の武将にして、史上最強の妖魔ハンターだ。 言っておくが俺は歴史上実在した人物だ。平将門討伐の武功をたて、数々の鬼や妖怪を退治して民衆を救…

我らは鬼神。 長い時間を見渡して、愚かで愛しい人を理性なき心で喰らい尽くす梅の木。 永遠という名の歴史を駆け抜け、人生という名の歴史を食らう歌。 兆の年月日を超え、兆を超える敵…

ある日、人々は食欲のタガを失った。突如人々が理性を失い、食欲のままに動物も人も喰らう食人鬼となった世界。偶然、ショッピングモールに立てこもることに成功した女子高生の大内春菜は、獅…

幽世(かくりよ)の住人。闇を好み、時に人を喰らうモノ。 それが、妖(あやかし)。 人間は、画鬼と呼ばれる式神の力を以て彼らを時に封じ、時に祓って、その人ならざる力を従えてきた。 …

カクヨム3周年企画で2019年に初開催（だった気がします）されたKAC。当時書いたモノなんですが、意外と好きなので公開します。 ＊この作品は「KAC2日目」。お題は「2番目」だ…

平安時代。大江山の酒呑童子が討伐されてからも、人々は悪夢から醒めないでいた……。

面白いと感じた方がいれば続きます。 注意：あえて、漢字は難しくしてあります。

　江戸時代。『萬引き受け候』となんでも屋を営みながら旅をする浪人、天地五六郎（てんちころがろう）は自分のツイてない人生を戯作者見習の山空海鬼壇に語っていた。今まで仕えた主君や親分…

それは、４号機から５号機への移り変わりが一段落を見せた頃。 ジャグラーとエヴァ一色の時代からエウレカ、新鬼武者へ、パチスロ５号機が進むべき方向を模索していた時代のお話。 一人、ジ…

激しき情念は鬼と為り、神と為る。 其は自覚無き故に呪には非ず、生きたる者の業たれば霊に非ず。 業念が巻き起こす、奇なる現象を《生魑-いきすだま-》と表す。 ここに綴りますはそう…

青年が目を冷ますと、そこは見慣れぬ町並み。時代劇に近い、古い町。 訳も分からない状況の中、赤いタコ顔の小人が云う。 「おめでとう君はこの町の住人だ」 町に居るのは緑の鬼、化け猫、…

自由を渇望しながらも、想いむなしく非業の死を遂げた忍者の青年・東雲――。死後に辿りついた地獄の世界では、未知の脅威と非道な鬼が待ち受けていた。武器もなく、ふんどしもない、丸腰で奈…

この世界は、これまでの戦力を塗り替えることになった力「マナ」と謎の生命体「鬼」の存在によって混乱に陥った。 だが時代は進み、躊躇なく町を、人を殺す魑魅魍魎の鬼への対策として、マナ…