鬼姫の剣

作者 @hiro1969

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★★★ Excellent!!!

読書をしながら心を感情でいっぱいにしてしまいました。願って祈って応援して、一緒に悲しんだり喜んだりしながら、気が付いた時には夢中になってその世界に浸り登場人物に魅了されていました。

暗く物騒な世界を見事な文章力で繊細に美しく表現しているため、怖さよりも静かな悲しさが灯るようでした。その中で決して派手ではなく上品に燃え上がる信念と揺るぐことのない強く美しく脆い登場人物達が見事に咲き誇っていました。メッセージ性の強い作品は説教臭く道徳のビデオのように押しつけがましくなってしまうことが多いイメージもあるのですが、面白くて目が離せずコーヒーが冷めました。まるで舞台を見ているようだと、きっと感じると思います。

主人公がとにかく魅力的で、「彼女の生きる道を、選ぶ道を見届けたい」という、そう言う思いで最後まで読んでしまう、そんな素敵な小説でした。

★★★ Excellent!!!

領主の娘として生を受けた柊。
彼女の目に映る鬼の国は景色は美しいものの、内側までも美しいとは言えなかった。
力と恐怖による支配。
見えない身分の壁。
そんな不条理に心を痛め、自らの正義のために立つ。

鬼封じの剣は「鬼」を封じることができるのか。

和風の剣アクションも、人々の心の葛藤も見どころ。
ぜひ読んでほしい。

★★★ Excellent!!!

鬼のいる世界に鬼封じの剣。これだけで、かっこよさは分かるはず。

和風刀ファンタジーです。刀アクション好きは必見です。壮絶なアクション満載です。

かっこよく強い女性たち、憧れます。キャラクターにリアリティーあります。


クライマックスに向けてのあつい展開、テンション上がりました。

★★ Very Good!!

この作品の魅力は、何と言っても迫力満点の戦闘シーンにあります。
実戦的かどうかはさておき、「魅せる」アクションが丹念に描写されています。
読まれた方の脳裡には、舞台芸術の殺陣のシーンが思い浮かぶのではないでしょうか。

世界観はやや暗く、重苦しい雰囲気があります。
結末も美しくはありますが、万人受けするものではないかもしれません。

しかしながら、活き活きと描かれた登場人物は魅力たっぷりで、彼らの人生を追体験することで、作品に込められたテーマについて考えさせられることでしょう。

良作です。

★★★ Excellent!!!

鬼民という力に優れた民と浮民という被差別層が暮らす国で、領主の一族の娘「柊」と護衛として仕える「小士郎」を中心に物語は進んでいきます。

浮民と小さい頃から慣れ親しんできて友人もいる姫君「柊」は差別をなくしたいと願うのですが、そこに国の支配を企む葛家の陰謀が絡んできて、やがては国を覆す戦いに発展していきます。

差別という重いテーマとともに、理想を胸に悩み苦しむ少年少女の成長を描いた物語です。

また、和風ファンタジーらしく剣でつばせり合うアクションも見所です。