読み終えた今、心に飛来するのは重厚なストーリーを読み終えての深い感動です。
作者様の作品はまだそんなに多く拝読してなくて、ただ言えることは作品に込められた熱量というのが半端ではないということです。
一言一言に宿る思いの力、力強い言葉の数々がやがて束となって作品を貫く一本筋の魂を描いている。そんな印象を受けました。
人は生まれながらに平等ではありません。恐らく現実もそうでしょう。
でも、主人公柊は当たり前を当たり前として享受せず、より強く生きようとします。
当たり前に逆らうことは通常に生きるより、はるかな強さを求められることでしょう。
強く生まれた者の決意、変えたい国。
作品に込められた作者様の願いをひしひしと感じました。
作品に魂を込めるということ、それを教えて頂いたように思います。