アヤカシ・ジャーニー　

　現代より遥か昔、まだ時の光が葵御紋を差していた時代。日本は黒船来航の後、西洋渡来技術で発展していく。
　しかし、そんななか、妖怪、モノノケ、怪異、魑魅魍魎――。伝奇と笑う存在は、今も確かに人の世の影に蔓延っていた。
　陰陽師くずれ・天地の仕事は、日本全国を駆け回り、奴らを狩ることだった……。
　そんなある日、泊まった村の旅籠で働いていた少女と彼は出会う。天涯孤独の少女・すずは、『幼い頃自分を助けた妖怪』の情報を集めて、村を転々としていた。
　『化物を惹きつけてしまう体質』のすずを海老に――。『化物をよく知る』天地を用心棒に――。二人の変わった旅が、今始まる。




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　三日に一話ぐらいのペースで更新しようと思います。