「古道具」を含む小説

死んだ人物が戻ってきた。 浄土に逝ったものの、地獄へ落ちたいと言う。 悪人でもなく罪を犯したわけでもないのに、なぜわざわざ地獄へ。 浄土から地獄へ行きたい新吉。 新吉の友である古…

ジャック・フィニィの名作、「愛の手紙」に敬意をこめて作った物語です。ひとりよがりになっていたら、ご容赦ください。 尚、だいぶ昔に書いた物語ですので、時制が現在とは合っていませんが…

結婚して一年も立たずに浮気され離婚。 直後に実父が逝去、実母と実妹は絶縁状とともに失踪した。 中途半端な田舎のオンボロ屋敷だけが俺、柊木誠人に残された唯一だった。 ゴミ屋敷となっ…

田植えをしていたら、メガネっ娘に声を掛けられた清水悠。 声をかけたのは真島香織。 関係をはっきりしたいのにけじめがつけられないヘタレな悠と一見おとなしそうなのにグイグイと近づいて…

悪友から買い取った翡翠の玉簪。 宿っていた幽霊と古道具屋のゆるい日常コメディ。

古道具屋の跡取り息子・神崎直人と、その中学時代の同級生であり陰陽師の末裔・弓削司による幻想怪異譚。 〈400～800字前後のあらすじ〉 　時は大正。文明開化により様々な道具…

　古島知蔵は、古道具屋「古島堂」の店主である。 　大きな戦争が終わった時代……豊かではないけれど町の隅でほそぼそと営んでいた。しかし、理由はわからぬが、古島堂には珍品、ワケアリ品…

文明が衰退したあとの世界。 とある古道具屋で曰くありげなガラクタを買うことを趣味にしている「私」は、かつてフィギュアと呼ばれたタイプの小さな人形に目を止める。 親しい古道具屋の…

小さな町の古道具屋さんを舞台にした、1話完結のショートショートです。どこからでも読めます。

小説の枠組みってなんぞやと、色んな書き方を試しつつ書いたものです。

鶯谷道具商店は、白鶴（はくかく）と紫竹（しちく）が営む古道具屋。但し、古今東西、曰く因縁のある物の売り買いをしている一見様お断りのとても危ない店。店の商品にうかつに触れただけで、…

土砂降りの雨の中、借金取りに追われた男はとある場所で雨宿りをする。 するとそこに現れたのは思いもかけぬ人物、そして彼は芳醇な味わいの酒とともに思い出の糸を手繰り寄せる。

わたし王都デレッサの老舗古道具屋「ガッパーニ商会」の四代目。マリシュ・ガッパーニ18歳。 今日も市で素敵な品を仕入れて来たのに、理屈臭い弟のトールにダメ出しされて御機嫌ナナメ！ …

あまり自信がない宿屋の少女ステラ。 掃除好きだがヘマをすることも多く、箒を真っ二つに折ってしまった。 怪しい古道具屋で代わりの箒を安く買えた彼女だが、その箒はただの箒でなく…… …

今から遠い未来。山と壁に囲まれた小さな遺跡の町「さきわい町」の住人には、姿や力の変わる不思議な「ギフト」現象が起こっていた。 町に暮らす少女エリカは、いつも通りアルバイト先の古道…

３０代独身OLの姫香は、古道具屋「時任洞」の常連だ。そこには読書好きの獏がいて、どんな夢でも見ることができるという「壷」を売っていた。姫香はその壷をあずかってから奇妙な夢を見るよ…

とある横丁にひっそりと佇む古道具屋。そこで今日も古びたスピーカーがラジオを流し続ける。昼下がりのいつもの時間。人気番組の始まりと同時に、今日も小さな“常連客”がやってきた……

日本で高校生をやっていた武（たける）は異世界に転生し、ハルトリッツ・シーボック（通称ハル）として、両親の経営する古道具屋を質屋に改革して細々と暮らしていた。 転生時にほぼ全てのス…

これからの人生。これからの夢に向かう、二人の女学生、琴美と美柑。とある駅で謎のご意見番、奇々キテレツミラクルマネージャーに出会い、一軒のソーダファウンテン「サボブレス」に招かれた…