「ブロマンスか？」を含む小説

「お前は死なないと思っていた」と俺が言う。 「死なない人間なんていないさ」と彼が笑う。 「俺よりも先に、って意味だよ」と俺は返す。 　あぁこんな無駄なやり取りをいつかもよくして…

大学生の俺は、まかない飯が絶品のカフェバー「ムーンサイド」でバイトをしている。 ある日特別客としてやってきたダンディ紳士……彼は店長の副業『祓い屋』の依頼人だった！ お祓いに悪…

暉(き)の国。 夜になると妖者と呼ばれる魑魅魍魎が跋扈する地。かつて国を脅かしていた邪悪な鬼術を操る一族が、伏魔殿に封じられてから数百年が経った今も、その影響は止むことはなく…

探偵さん、無学な下男の話などお聞き苦しいでしょうが、どうか三分間だけお話しさせてください。 若旦那様は犯人ではございません。五つからあの御方にお支えしている私ですが、決して庇い立…

現代を舞台にした和風ファンタジー。 狼族のソラは、相棒兼上司のユイと人間界で任務に当たっていた。 その任務とは、寄生霊魂という化け物を退治し、異界の王――天龍王の魂を取りもどす…

ホラー×共依存系ブロマンス短編。 とにかく何にでも好かれる男・代瀬トオル（バツ2）と、天才ネクラコミュ障男・由良佐一によるオカルト解決譚。 とあるホームセンター店長・代瀬トオル…

【『Case file 1：ファースト・スターミッション』完結！　続きも鋭意執筆中！】 永遠の夜に包まれた超恒久的共生盟約都市、通称シティ――。 常時百種以上の種族が暮らす街で…

岩石砂漠となった故郷に緑を甦らせたい月桂は、ある日自宅の庭の水路で、満開の花の中で倒れている美貌の青年を見つける。 彼は月桂が欲する、大地に命を与えることが出来る力を持つ「色命数…

12月24日。人呼んで、クリスマスイブ。 街を歩くは１人のサンタと２匹のトナカイだった。 ※激しい描写は一切ありませんが、サンタに関する重大なネタバレを含みます。ご注意ください。

男のもとを来訪する刑事。果たしてその真意とは。 ※ももも様の自主企画「もももの庭の物語」参加作品です。

船が座礁し、「私」が辿り着いた島は、島民の全員が色盲だった。 王が「色のない国」と呼ぶ島には、島民が見えない色で溢れ、「私」が決して読めない刺繍が施された綿織物があった。 ト…

深夜シフトのコンビニバイトの話です。 自主企画「犯罪者が出てくるブロマンスを書いて欲しい」によせて書きました。 遅ればせながら、草森さん、お誕生日おめでとうございます。

パイロットになる夢を断たれた杏士は、ミュージアムの職員として出向中。杏士の業務は、館長を起こすことから始まる。五階建てのミュージアム。その六階に館長が住んでいる。……そう、六階に…

少し風変わりな二人の葬儀屋の話

ナチスの強制収容所にて、自分がかつて告発した旧友と再会してしまった人の話です。 草森ゆきさん主催「死別ブロマンスを書いてほしい」（https://kakuyomu.jp/user…

　才色兼備の女子高生夏川リサが「呪いの手紙」ブームの最中に惨殺されてから一年半。同級生たちは大学生になったが、巷で新たに死者が生き返るという「死者の書」が流行り始める。 　同じ…

安アパートの隣人、顔を合わせることもないような関係でしかなかった。 偶然と必然の重なりから出会い、共に食事をするようになったことから始まる３人の時間。 お互いを知る中で生まれ…

140字小説と掌編で連作している、同僚ふたりの物語です。 口と目つきが悪い笹木さんと、態度と声の大きな倉田さん。 日常の何気ない、このふたりだからこその関係性を楽しんでもらえます…

小都市が形成されたクニに突如として現れたエネルギー源「ソル」。 ソルに引き寄せられるように集まった異能が人間に新しい力を与えた。ソルを中心に集まった異能組織を人々は「パラソルシス…

四神の契約を果たすため、光焔、金華、そして旅の始まりである紅鏡の地へと再び戻る。 無明、白笶、逢魔、竜虎、清婉の五人は、玉兎を離れ、光焔の地へと辿り着く。 緋の一族の宗主、蓉…