第三十話 夢の終わり(現在の最新話)まで読んで、レビューを書いています。
本作は、中華風の世界を舞台にしたBLファンタジー。
主な登場人物たちは主人公もふくめ、道士を生業にしています。ちなみに本作の道士は、幽霊や妖魔をはらう中国版のエクソシストみたいな役どころです。そんな彼らは、武侠小説の武術の門派みたいに派閥に別れていて、日々の任務をこなしたり、修行にはげんでいます。
性格も、実力もちがう個性的で魅力的なキャラが多く登場する作品なのですが、さすがはBLというだけあってイケメンぞろい!
きれいな男性が登場する物語が好きな女性読者なら、思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなしです☆
ファンタジックで切なさのあるBLがお好きな人に、とくにおススメ♪
とはいえ美しい描写のおかげもあって、意外と男性でも嫌悪感なく読める作風だと思います。道士の説明で触れたとおり、武侠小説のテイストが盛りこまれたお話なので、武侠小説みたいな物語が読みたい人も、きっと楽しく読めるはずです。
冒頭の夢の話は、ただの夢なのか? それとも、過去のできごとなのか?
読み進めると、その謎の真相に近づいて行きますよ☆
描写がとても美しい中華ファンタジーです。
墨絵か山水画を眺めているように感じます。
共に孤児となった天雨と翠雪は風明派を率いる風獅に保護される。
第8話現在、いまいち距離の縮まらない天雨と翠雪だが、
読者は知っている――二人の過去にはきっと何かつながりがあったであろうことを!
秘密が明かされるのはいつになるのか?
二人をつなぐ絆とは何だったのか?
美しい描写の中に魅力的なキャラクターたちが光る中華ファンタジー、ぜひ読んでみてください!
(なおタグや概要によるとBLとのことですが、現在はあまりその片鱗は見えておりません!
また作者様のほかの作品から察するに、決してBL色が強すぎることはないと予想されますので、
BLを普段読んでいなくても中華ファンタジーとして楽しめると思います!)