「きみ 短編」を含む小説

星のない世界。 ここでは空から色の石を採り出し星にする採星屋という職業がある。 （自称）一番の採星屋ジェイドは、星飾屋のかささぎが気に入らなくて。 ――不思議な世界で綴る、お仕…

とある鄙びた駅。 本来は中型宇宙船が通るべき、塗装の剥げた重力制御装置の道に、 当然といった顔で滑り込んできた一頭の白銀の龍。 駅長の少女は龍に名を問う。 「そこの船舶、名前は…

少年と少女と、青春か不可思議かエブリデイマジック。そんなものをつめこんだ短編集。 ◇咲かないさくらを育てて、十年。晩春、その子を身籠もった。 　　　――『私のまぶたに背信を咲か…

うだるような夏の夕暮れ。 幼馴染みふたりのお話。 ※「小説家になろう」でも投稿。

「きみくん」という不思議な呼ばれ方。 それって名前じゃないよね？ 僕と彼女、買い物の帰り道。 空に浮かぶいわし雲を眺めながらする会話 そろそろ名前で呼んでくれないかな？ ショ…

運命ってあるの？ きみとの出会いは 偶然 必然 それとも…… 出逢いは人生を変えるもの だって きみと出逢ったから……

『君想フ銀ノ雨　君慕フ金ノ庭』スピンオフ作品です。 結婚前に知った衝撃の事実。 後戻りできない現実。 誰にも明かせない真実。 彼女の流す涙が吹き荒れる桜吹雪をさらに乱れ舞わせ…

　結城瑞人（ゆうきみずと）の周りにはひとつの噂が広まっている。 　――結城瑞人が付き添うと愛の告白は１００％成功する。そして２人は絶対に別れない。 　その噂が示すとおり、瑞人が付…

さくらの恋が死んだのは、冬の終わりのことだった。 うつくしく柔らかな悪夢の先。 さくらを呼び惑わすそのものは、古く立派な、桜の木のかたちをしている。 このおはなしは、百人一首…

きみはきいたことあるかな？　宇宙バスのおはなし。 ※小説家になろうにも掲載済みです。

環境の増悪により、選ばれた者だけが住む星となった地球。 そこでは新たな労働力として、人造存在が使役され、人間は窮屈ながら幸福に生きていた。 だがある日、宇宙のかなたより〝それ〟が…

「余計なお世話だよ！」って突っ込みたくなる短編。 にごたん（※）で投稿した、お題小説です。 ＜お題＞ 【アナフィラキシー】 【強引なサービスシーン】 【夜が朝に変わるまで】 ＜…

年下の男の子と付き合っている。 毒舌、生意気、変わり者。 だけど、わたしの前でだけ、素直になる。 クリスマスイヴが終わるまで、あと3時間。 サンタクロースの時刻が来るころ、 …

ペンギンは暗闇の中で目を覚ました。強い衝撃の後のことは何も思い出せなかった。 【以下、筆者の妄言】 Ｔｗｉｔｔｅｒのフォロワーさんのつぶやきの見間違いでいきなり現れた物語です。喉…

※本作は『連作短編』という方式を採用しています。 　各章毎に短編としてお楽しみいただけますが、計四章分のストーリーが連なってひとつの大きな物語として完結します。 　第三章<消える…

(クソ)ポエムが多いです。鬱っぽい。偶に短編など。

「きみ」は突然髪を赤く染めてきた。校長が呼ばれる、親が呼ばれる、「きみ」はそれでも動じず不機嫌なままだった。